このイベントレポートがつまらなかったとしても、それは私、服部恵典のせいにはしないでほしい。AM編集部のせいだ。しかしそれは、AM編集部がつまらなかったせいではない。面白すぎたせいである。
ツイート禁止棒が立ちっぱなし
AMが6周年をむかえた翌日の2月15日、阿佐ヶ谷ロフトAで行われたトークイベント「フリースタイル恋愛メディアAMの誕生日会」は、大盛況のうちに幕を閉じた。だが、その興奮が外まで届いていないのは、「ツイート禁止棒」のせいである。
【本日イベント】いよいよ本日イベントです!19時半スタートなので、お仕事帰りにぜひぜひ。
みなさんがアンケートで「悪口聞きたい」っていうので、ツイート禁止棒つくりました。棒の部分がかわいいのがポイントです。https://t.co/vez86ReFlnpic.twitter.com/KrqlyEX0pp— AM アム (@am_amour) 2018年2月15日
編集部がこの棒を立てたら、外に出せないヤバい話のサインである。聞いた人は胸にしまって、墓場まで持っていかなければならない(墓石に刻みこもう)。しかし、3時間のイベントのうち、7割ぐらいはツイ禁棒が立ちっぱなしだったと思う。そんなイベントをいったいどうやってレポートしろというのか。
19時30分、5名のAM編集部員が壇上に登場し、自己紹介より先にツイート禁止棒の説明を始めた。そんなイベントだが、引き受けたならレポートするしかない。
AM5年目を振り返る
まず最初のコーナーでは、AM開設5年目を4つの大事件の紹介で振り返った。
1つ目は、言わずもがなの「同人誌フィーバー」だ。第1回webメディアびっくりセールのために書き下ろされた同人誌『童貞の疑問を解決する本』はバズりにバズって、商業出版化までした。
2つ目は、新しい編集部員である橋本サキさんの入社。編集部員の選考基準は、「ヤバい女は入れない」らしい。
ヤバい女とは、ここでは「社会性のないまともな人」のこと。だから逆に「社会性のある狂人」を入れようと思ったときに、橋本さんを選んだそうだ。
でも「社会性のある狂人」ってもっとヤバくないか。ジョン・ゲイシーみたいな奴だったらどうするんだ。
そして3つ目と4つ目の事件は書けない。丸ごとツイート禁止棒が立った。こんな調子で本当にイベントレポートが成立するのか?