ヒロインは苦労する

AM編集部:「帰国子女」以外にも、どんなタイプが苦労するのでしょうか。

Aさん:やっぱりヒロインタイプは苦労しますね。

AM編集部:ヒロイン?

Aさん:少女漫画のヒロインになりきってしまうというか。相手の心のうちとか、駆け引きとか飛ばして、ロマンチックな結果だけ求めてしまう人です。

AM編集部:ああ、なるほど!

Aさん:たとえば、自分は会話を盛り上げる努力をしていなかったのに、「相手の会話が下手」と文句を言ったり。してもらうことばかりを求めるのではなく、「これをしてあげよう」という発想がないとつらいですね。

AM編集部:その考え方はデートを重ねるごとに変わっていくんでしょうか?

Aさん:コンシェルジュが教えます。そこでちゃんと話しを聞いてくださる方は、やっぱり成婚されるんですよね。対して「いや、でも私は」って方は、なかなか難しいです。

AM編集部:素直さって大切なんですね。

Aさん:全部鵜呑みにしなくてもいいんです。その人が言ったことが、全部絶対に正しいとは言えませんし。ただ、一意見として受け入れ、考えて、失敗のパターンを理解することは大切だと思います。

AM編集部:コンシェルジュじゃなく、お見合い相手の言葉で変わることはあるんでしょうか。

Aさん:体感としては、男性の方が変わることが多いですね。性格とか考え方とか、本質的なところではなく、清潔感や身だしなみは全然変わりますよ。
だから、お相手に完璧を求めないほうがいいです。あそこがいや、ここがいやって切っちゃうと、なかなか決まらないので。
ここはダメだけど、ここは素敵だからいいじゃないって思えるといいですよね。自分も完璧じゃないですし。せっかくのパートナーなんですから、お互い補え合えばいいんじゃないでしょうか。