仕事も恋愛も「人間力」が一番だと身をもって学んだ
―― 一般の女性に向けて、恋愛でも仕事でも愛されるためのアドバイスをお願いします!
あみな:接客病なのかもしれないけど、私は仕事も恋愛も「楽しもう」と思って、いつでも笑顔でいます。普段は、人見知りで全然しゃべらないんですけどね(笑)。相手の話をちゃんと聞いて笑ってるだけで、キャバクラでナンバー1にもなれたし、芸人の仕事も何とかなってきたので。
のぞみ:私はグラドル時代、容姿よりも「人間力」を評価されて仕事をもらってたんです。元々の明るい性格を活かして、見栄を張らずに、人から嫌われないように気を付けてました。普段から素でいられたほうが自分も楽だし、誠実に見えるみたいです。
恋愛でも「愛嬌」が一番の武器だと思う! 彼に「面倒を見たい」って思わせるほどの愛嬌があれば、かわいいだけの子よりも愛されるはず。
めあり:正直私は、露出に抵抗がありながらグラドルをやってたんです。経済的に恵まれない環境で育ったから、「本を出して印税生活をしたい」とか「おばあちゃんに家を買ってあげたい」って夢があって、それを叶えるために知名度を上げたくて、グラビアを選びました。「求められていることに応えるのが仕事」って思ってたからがんばったけど、全然楽しめなくて泣きながら現場に行ったことも……。
グラビアを離れて、サロンのモデルとかやりたい仕事をフリーでやるようになってからは、「仕事を楽しもう」って思えるようになりました。自分が楽しんでると周りにもそれが伝わって、いいつながりが生まれる気がする。ちょっとぐらい辛いことがあっても、「これが次につながる」と思ったら、ちゃんと楽しめるようになったんです。
今は、どんな現場でも一つひとつの出会いを大事にしてます。「一期一会」って言葉はあたりまえに使われてるけど、本当に「これが最後」って思って相手に接することは案外できてなかったりしますよね。憎い人でも、どうせみんないつか死ぬんだし(笑)。そう思えば、誰に対してもやさしくなれるんじゃないかな。
座談会を終えて
女性として「美しい姿でいたい」と思うのは当然のことであり、「美貌」がひとつの武器になることはまちがいありません。しかし、それだけですべてがうまくいくほど世の中は単純ではないよう。結局、美貌だけでは心から愛されることもなければ、満たされないのが現実。
今回集まってくれた3名のように、美貌におごらず内面の豊かさを磨きつづける姿勢こそ、周囲から愛される秘訣なのでしょう。
Text / 高良 空桜