プライベートを聞きづらい今だからこそ
現代社会は個人情報の保護にとってもデリケート。昭和期では仕事の合間に交わされる雑談として当たり前だった内容も、昨今は個人情報保護に触れちゃうかも……と、いちいち足踏みさせられます。それはつまり、年齢や居住地などを雑談の一環として気軽に聞けない風潮ということ。「○○さん、中央線のホームで見かけたけど杉並方面なの?」など聞いたことで、「係長から個人情報を詮索されました!」と人事部に駆け込まれては一大事ですから。
この感覚が合コン等の私的な場にも連動しているように見受けられます。実際、「男性が何ら質問してこないが、私に興味がないのかしら」と首を傾げている女性は多いです。だからこそ! 宴席では自ら個人情報を発信していく必要があるのです。
「私、先月で35歳になったんですけど……」など発言に混ぜ込むことで、例えば「俺も35歳です、87年生まれですよね」といった具合に場が盛り上がります。オツマミの餃子が運ばれてきたタイミングで、「うちの近所にファイト餃子って餃子屋があって……」など発言することで、「もしかして巣鴨ですか?」「昔、とげぬき地蔵にお詣りしたことありますよ」などと場が盛り上がります。
その流れで、参加者同士の質問が活性化すれば、宴席は大いに盛り上がり、その立役者として貴女サマは好印象を与えることができるでしょう。
宴席の、盛り上げ上手はモテ上手! さあ、じゃんじゃん個人情報を混ぜ込みましょう。
Text/菊池美佳子
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