まずは自分にアメとムチを用意する

まずはアメの用意から着手しましょう。乗り気でないマッチングアプリの登録や、出会いが期待できそうなイベントへの申し込みなど、これまで重い腰が上がらなかった行動を起こすのですから、「自分ご褒美」が必要です。面倒だけどけどマッチングアプリに登録するなど、出会いに向け行動を起こした後は、「○○を買って自分をねぎらう」というアメを決めておきましょう。

アメのチョイスはご自由にどうぞ。ハーゲンダッツでも良し。普段は発泡酒ばかりの人はヱビスやプレモルでも良し。アプリ登録後、最寄りのコンビニへ走り、早急にご褒美チャージを致しましょう。逆から言うと、「面倒だけどマッチングアプリに登録すれば、この後ハーゲンダッツを喰らうことができる」と思えば、テンションも上がるはず。なお、ミカコちゃんは月並みですがクッキー&クリーム味が好きです。

そしてムチの準備もお忘れなく。まずは「いつまでに彼氏を作る」という期限を設けます。例えば夏までに……など。そして3ヶ月後に彼氏が出来ていなかった場合は、自分に「こんな罰ゲームを設けます」というムチを決めるのです。バンジージャンプとかスカイダイビングとか、そっち系が苦手で無ければフルマラソン大会へのエントリーとか富士山登頂とか。

彼氏ができていなければ…

ムチのほうは、周囲に公言しておくと、より気が引き締まります。もちろん、「彼氏ができなかった際の罰ゲームとして」などと、ばか正直に言う必要はないのでご安心を。あくまでも予定として、「この夏は富士山登頂に挑戦する予定なの」とだけ、なるべく多くの友人知人に告知しておきましょう。

こうなると夏が近付けば、「ぼちぼち富士山登山するんだよね?」と問われることになります。彼氏ができていれば、「そのつもりだったんだけど、夏はカレと沖縄旅行することになったので予定変更」と開き直ることが可能。

バンジージャンプやスカイダイビングの場合は、「最近できたカレが『危ないから』と止められた」ってことにできます。彼氏ができていなければ、そういった大義名分がないので、登るしかありません。飛ぶしかありません。

さあ、これにてアメとムチの用意が整いました。アメで面倒な気持ちを吹っ飛ばし、ムチで自分を追い詰める……これにて2022年は間違いなく彼氏が出来るでしょう。

Text/菊池美佳子