就活を終えた僕は…

幸いなことに世間的には「一流」とされる会社の内定を得たのだが、その内定通知書を獲得した後は、すぐにジェニーにメールを送り、いつ会えるかを聞いた。数週間後は大学の授業の状況も落ち着いているとのことですぐにユナイテッド航空の格安チケットを取り、いざシカゴへ。

僕がいるホテルの場所を伝え、彼女が大学の授業を終え、やってくることを約束した。シカゴのホテルの部屋で待っている間は、とにかく興奮しつづけていた。なにせ、生身の女性とのエロはもう半年以上ない。エロの相手は右手のみだったのだ。

オナニーをする欲望を抑えつつ、じっと彼女の到着を待つ。そして18時20分、ついにドアがノックされ、ジェニーがやってきた!

すぐにディープキスをし、もう、汗をかいているだのなんだの関係なくそのまま僕らはエロ行為に突入。もう、『マリリンに逢いたい』どころではなく『ジェニーに逢いたすぎて勃起の数ヶ月』ということである。

この晩、彼女は自宅(実家)に帰らなくてはいけないため、23時にホテルを出たが、結局6回セックスをした。そして、以後、3日で20回のセックスをし、僕は日本に帰るのであった。

とにかく性欲というものは海を越えるのである。ジェニーとその後どうなったかはまた別の機会に。

Text/中川淳一郎