シングルの法則:出会いは芋掘り、別れは手品。
恋愛って何もない時期と、
何かが同時に起きる時期が交互にやってくる気がします。
出会いに関しては、
あんまりロマンチックな例えじゃないけど
芋掘りと同じで、
最初のひとつが見えたら、続々と次が現れる感じ。
ずっと恋からご無沙汰していたのに、
ある日、突然気になる人が現れたと思ったら、
その数日後にまた一人「いいかも」と思う人が現れて、
その人とも次の約束が出来たり。
数週間前の人生には、恋のカケラもなかったというのに
急にたくさんのカケラが現れたことにとまどいつつ、
まだ誰とも付き合っていないうちは
あらゆる可能性を夢見られるので
「私、この人と付き合うのかな?」という
想像を巡らせることが、結構楽しかったり。
この遊びは、数少ないシングルの特権だと思います。
誰とも決定的な進展がないうちに
二人目、三人目のいい人が出てきた時なんかは、
メールをしているだけで、全員を手玉に取っているような、
不貞を働いているような、なんとも言えない気持ち。
「モテ期到来?」と幸せな勘違いを起こしがち。
ただ、自分だけが選ぶ立場なのではなく、
恋愛市場に身を置いている限り、
誰もが選ばれる立場でもあるわけで。
いい気になって、相手を誰かと天秤にかけていると、
実は自分も天秤にかけられていたことに気づくという
しっぺ返しがあることも。
ちょっと前まで、自分に気がある素振りだった人から
連絡が最近来ないと思ったら
本命の恋人が出来ていた…っていうのは
よくある話だとは思うけど、地味に傷つく…!
付き合う気はなかったのにも関わらず
「結構グイグイ来てたくせに」とか
「もう少しおしてくれたら考えたのに」とか
勝手に裏切られた気持ちになっちゃいます。
相手の気持ちがいつまでも自分に向いてるなんて思うのは
傲慢だけど…。こういうのを、好きでもないのに
フラれた気持ち、とか言うんだろうな。
そして、出会いの芋掘りの法則とは真逆で、
引くときは、全部が一斉に、
手品のように消えるからこれまた不思議。
いくつもあった持ち玉は、
いつのまにかひとつ消え、ふたつ消え、
気がついた時には、さみしいのは自分だけ。
一時のウキウキモテモードから一点、
暗く長い冬の再来が見えた瞬間、
「あの時ちやほやしてくれた人、付き合ってたら
意外と好きになれたかも」なんて後悔しちゃったりして。
バーゲンと同じで、
欲しいかどうか迷ったものは、
片手でしっかり掴んでおくこと。
そうでないと、
知らない人に取られちゃってから、
実はそれがすごく欲しかったことに気づく。
後から悔しく思っても、
それはちゃんと「欲しい」っていう態度を
取らなかった自分のせいなんですよね。
かっこつけてたら、手に入らないのは
恋も夢も一緒。
時には、周りの目なんて気にせず
大胆に立ち振る舞うことや、
普段の自分なら取らない行動を取ることが、
恋愛氷河期の突破口になるのかもしれません。
Text/伊藤春香(はあちゅう)
▼週末作家・はあちゅうとライフスタイルプロデューサー・村上萌が主宰する 日本最大の有料サロン「ちゅうもえサロン」にあなたも入りませんか? サロンでは、2人がブログやツイッターなど 表向けにはなかなか書けないことを書いています。たまにオフ会も実施中。
詳細はコチラ↓
ちゅうもえの楽屋へいらっしゃい♪
■その他のはあちゅうの問題作
何気ないことを忘れない努力があなたの恋を特別にする
強くて賢い「自立型お姫様」たちの悩み
女子から決定打を口にするしかない時の敗北感
愛の深さの表現に正解なんてない
相手を「嫌いになる努力」は好きになるより難しい
年上未婚と遊ぶうち自分が年上未婚になるAランク女子
AMをiPhoneアプリで読みませんか?
お気に入りのライターや連載を登録すると、プッシュ通知でお知らせすることや、お気に入り記事を保存できるので、AM読者は必携です!
ダウンロードはこちらから。
Twitter、FacebookでAMのこぼれ話をチェック!
■Twitter:@am_amour
■Facebook:https://www.facebook.com/AM.website