わけわかんない一年だったけど、どうやらもうすぐ終わるっぽいよ? みんな、今年はどうでした? 私はまだ今年への理解が追いついてません…変だったなぁ。とはいえまぁ、良いこともたくさんあった一年だったけど、最後の最後にぶちかまされました!!
「もっと隙とか、可愛げがあった方がいいよ」
頂いてしまいましたこの一言を!! またか、と思うのと同時に、今の時代になってもまだこれを言われるんだって落胆が押し寄せてくる。
私自身、「そんなに凹むことじゃないよ」って気持ちと「いやいや普通に最悪だろ」って気持ちを行ったり来たりして、よくわからなくなる。どうしてこれだけの言葉で足元がぐらついてしまうんだろう。こんな気持ちのまま年越すとかマジ勘弁なんで、このモヤモヤをお片付けしてから年越したいと思います。あ〜思い出してもしんど〜い!!
隙があった方がいいよ
「可愛げがない」とか「隙がない」ってのは昔からたまに言われることだった。だから正直、言われるたびに落ち込んだりしないし、大抵の場合はふへ〜とか言って受け流せる。でもそうはできないパターンってのもあって、最近食らったのがまさにそれだった。
仕事で知り合った人と歓談しているときに言われた「もっと隙とか、可愛げがあった方がいいよ」。その言葉には一切冗談みが一切含まれていなくて、私への真摯な助言として伝わってくる。同時にその言葉から「さぁ! 今すぐ態度を改めてください!」という強いメッセージを感じ取れて、私はそんなにひどい振る舞いをしたんだろうか。どうしたらいいかわからず、思わずオウム返しをしてしまう。
「隙…ですか」
「うん。とても冷たい印象に見えるから」
冷たそう、と言われて嬉しい人なんてほとんどいない。それをわざわざ言ってくるってことは、きっとこの人は私のためを思って忠告してくれているのだろう。まあそれはわかる…と、寸でのところで自分の中の大らかな部分に掴まるけど、次の一言で手がちぎれてしまった。
「もっと可愛げがあったら話しやすいんだけど」
…え? いやいやいや、あなたさっき、私のためみたいな雰囲気出して忠告してきたよね? 嘘じゃんかよ!!! 結局あなたにとって話しやすい女であることを私に望んでるだけじゃん。なんだよそれ。なら然るべき金を払えよそしたらいくらでも愛想良くしてやるよ!!!! あぁ…また心の中でキレてしまいました……。
「友達じゃないんで(笑)」
この一言で会話を強制終了したけど、確かにマジで可愛げないじゃんね〜ウケる〜。
困った時の辞書頼み
てかさ、「可愛げ」ってなんだろう。「隙」ってどういうことなの? 困った時は辞書を引くのが私のポリシーなので、とりあえず「可愛げ」と「隙」を辞書で引いてみます。ついでに可愛げが大事って私に言ったやつの名前もそこに書いとく。
可愛げ・・・かわいいところ。人に可愛いと思わせる部分。
隙・・・気のゆるみ。油断。また、つけいる機会。
なるほどね〜…正直辞書で引いて、以前にも増して引いたけど(←うまい)一応冷静に捉えてみようと思います。
まずは可愛げから。「かわいいところ」ってなんだろうマジで…意味にも同じ言葉使うなよな…「人に可愛いと思わせる部分」これは…八重歯とかの話? 可愛いよね、八重歯。私八重歯ないもんな〜。
じゃあ次は隙について。「気のゆるみ、油断」生活指導の先生はいつもうちらの気の緩みを注意してきたのに、社会に出るとそれが必要になったりするのね。難しいのね。「つけいる機会」いや…これはもう悪役のセリフじゃん。スカーの歌みたいじゃん。大丈夫なのかこれ。
見えてきた共通項は、支配のしやすさだ。かわいいこと、気が緩んでいること、油断、つけいる機会があること。これら全てに共通するのは、相手が手綱を握りやすい、支配しやすい状態だってこと。相手がかっこいいよりも「かわいい」の方が上に立ちやすいし、油断している人は叱りやすい。つけいる機会なんて超露骨〜! 完全に乗っ取ろうとしてんじゃん。スカーじゃん。
「支配」って言葉はどうにも力強すぎるから、もう少し生活感のある言葉にしてみると「あなたに都合の良い私」だ。あなたにとって話やすく、害がなく、怖くない。そんな人といるのは、気持ちよさそうですねぇ。
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