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彼の看病に行かなかった結果…

ところが、その日は“いつもの体調不良”ではなく本当に高熱だったようで、次回会ったときに、あまりのしんどさに男友達にヘルプを求め、食べ物や飲み物などを届けてもらったという顛末を報告されるとともに、「友達に『恋人が具合悪いって寝込んでるのに、彼女は何してんの?』って言われたから、『飲み会があるから来れないらしい』って言ったら、『病人を放ったらかして飲み会なんて信じられない』って呆れてたよ」という恨み言まで頂戴しました。

え? 薄情者扱い? もちろん恋人にどこまで何を求めるかは人それぞれで、彼の希望が「何を差し置いてもケアしてもらうこと」であってもいいと思いますが、わたしのスタンスとしては「できる限りはするけど、だからといって、すべてのことを犠牲にできるわけではない」。
オオカミ少年とまでは言わないけれど、会うたびに「具合が悪い」と繰り返していたら、本当に具合が悪いときも「どうせいつものこと」として軽く見られたって仕方がない。せめて「病院に行って点滴を打ってもらった」とかだったらば、飲み会の終わりに終電で様子を見に寄ったかもしれなかった。言葉よりも行動が大切ですね。

Text/大泉りか

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