先日、家族旅行で広島に行く準備をしていた際のことです。二泊三日分の荷物をパッキングした際にふと頭をよぎったのは「そういえば、前の生理っていつだっけ?」ということでした。いつだったかまるで思い出せないけれど、そろそろの気もする。でも、すでにバックの中には荷物がぎゅうぎゅうに詰まっています。旅行中に使うかどうかわからないもので、鞄のスペースを割きたくないし、そもそも辺境の地に行くわけでもない。宿泊するホテルは広島市内の繁華街なので、いざ始まったらコンビニに走ればいいと思って、あえてナプキンを詰めずに行ったのですが、見事にビンゴ。初日の夜に、生理が訪れた。
慌ててコンビニで生理用品を買って手当てをしたものの、お腹はジクジクと痛いし、身体は重いしで、旅行にあの日が被ること自体が憂鬱です。今回はすぐに生理用品が手に入ったからよかったものの、昨年訪れたマレーシアでは、サンウェイというさまざまなプールのあるウェーターリゾートのホテルに泊まる予定だったにも関わらず、突然生理が来てしまい非常に困りました。なぜなら、タンポンがどこにも売ってないのです。ドラッグストアにもコンビニにもない。もちろん、どこかしらには売っているとは思うのですが、タンポン探しにそんなに時間を費やしたくもない。
そういえば、風俗嬢が生理中に仕事をする際には、海綿を挿入するという話があったなと思い出し、ホテルの洗面台にあった化粧水用のパフを膣に突っ込んで切り抜けることに。しかし、取れなくなってしまうのが怖くて、あまり奥まで突っ込まなかったせいで、外にはみ出している部分のコットンがプールの水を吸ってだんだん膨らみ、終いには膣拡張でもしているかのような状態になってしまったのでした。
マレーシアのプールで何プレイをしているのか。さらにその前に、スリランカに行ったときには、わざわざピルで生理をずらしていったのに、帰国前日に飲み忘れてしまい、帰りの飛行機で、大流血してしんどい思いをしたこともありました。
憂鬱で面倒くさい生理、もう来なければいいのに……とうんざりしながら、広島のトイレのホテルでナプキンを装着しつつふと思い出したのは、最近、知り合いの経産婦たちがこぞって入れているミレーナのことです。
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