怒るタイプ、怒らないタイプ?

もうひとつ、印象的だったのが酒井順子さんの章だ。ジェーン・スーさんと酒井さんはこの章で、未婚・子無しという何かと突っ込まれそうな属性であるにも関わらず、「特に怒りがない」と共感し合っている。

おふたりの話はそこで世代論に発展していくのだけど、確かに私(32歳)より上の世代の女性たちは、あまり怒っている印象がない。そしてちょうど私くらいの年代の人がけっこう「怒る世代」で、私たちより下にまた「特に怒りがない世代」が来ている気がしている。こういうのは世代交代というか、おそらく誰もが上の世代を無意識に反面教師にして、日々思考しているのだろう。
私も世代を反映してかけっこう「もっと怒れよ! 社会を変革せよ!」とか思うタイプなのだけど、サンドイッチで挟んでいる上下の世代からすると、わりと暑苦しいのかもしれない……(もちろん、個人差はありますが)。

そんなこんなで、地元のこと、世代のことなど、広く考えて他人とおしゃべりしたくなる本なので、話のネタとして読んでみるのはおすすめです。
世代で何かを区切るのって本質的じゃないのであまり意味はないんだけど、考えだすと面白いんだよね。

Text/チェコ好き