占いは「問い」を正しく立てることから始まる

 私もまだそこまで詳しくないのだけど、タロットカードは「問い」をきちんと立てないと上手く結果が出ない。展開の仕方はいろいろあるけれど、過去、現在、このまま行くと想定される未来、障害、原因……「問い」をきちんと立てないと、カードが導き出した結果を、上手く解釈できないのだ。

 たとえば、「彼が自分のことをどう思っているか」。これをタロットカードの展開方法に従ってたずねてみても、カードのストーリーが上手く繋がらないのである。
こういう場合は、「彼はたぶん私のことを何とも思っていない気がするのだけど、私としては何とかして彼を振り向かせたい。そのためにはどのような方法が有効か?」など、漠然とした問いをより細分化し、自分の欲望の形をくっきりさせる必要がある。すると、タロットカードの結果が上手くストーリーとして繋がるようになる。

 占うためには、自分の思い込みを排除し、客観的な事実を整理して、適切な問いを立てなければならない。たかが占いだけど、この仕組みは非常によくできているなあと思った。
問いや欲望をはっきりさせないと、そもそも私たちは未来に立ち向かうことができない。「彼の気持ち」だけ知ろうとして、進みたい未来が漠然としていてはダメなのだ。

 今日の運勢も今年の恋愛運も、遊び程度に結果を知りたくなる気持ちに罪はない。だけどそれよりももう一歩、占いを人生に役立てたいと思うのなら、「結果」だけを見て一喜一憂しても意味はない。
自分は何を求めているのか、結果に対しどう動きたいのか。タロットカードを勉強することは、事実を客観的に見て、問いを正しく立てることを教えてくれる。
他の占いについてはよくわからないけど、少なくともタロットカードに関していえば、この占いはなかなか手厳しい。

 恋する乙女のみなさん。一度『タロットの秘密』を読んで、正しい問いの立て方を学んでみてはいかが? ついでにカードの歴史とかもわかって面白いよ!

次回は<独身の人生が「ライフイベント低発生系ゲーム」になる問題>です。
周りは結婚や出産をして人生の節目を迎えているのに、自分は…?とついつい焦ってしまうことはありませんか。他人とライフイベントを比較する必要なんてないのです。自分の人生を捉え直す助けになる本をご紹介します。

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