一緒にショッピングに行くのって楽しい?
昔から、「誰かと一緒にショッピングをする」というのが苦手だった。何が楽しいのか全く理解できない。
例えば、自分の趣味嗜好と異なる人がいたする。その人の価値観を共有することができなかったとしても、理解をしてあげる・認めてあげるというのが正しいのだろうけど。
知り合いに、全く一人で行動できない人がいる。話を聞いてみると、ご飯を食べにいくのも“誰かと一緒じゃなきゃ無理”、映画館や美術館に行くときは“絶対に誰かと一緒にいる”という。まあ、その理由もなんとなくわかる。
前者は、彼女は元々お洒落なお店が好きなんだけれど、間接照明とか、素材を生かしたこだわりメニューとか、バルサミコ酢! バーニャカウダ! みたいな店は、まず一人で入れるところが少ない。牛丼屋やラーメン屋など、比較的男性が多い店で、男性に囲まれてご飯を食べるのもどうも苦手らしい。
後者は、映画や美術にさほど興味がないのだろうと思う。だから人との会話のネタや思い出づくりの一環として、映画館や美術館に行く。どこに行くかよりも誰と行くか。オ! 現代を生きる若者っぽい。
一人で行くのも楽しいけれど、誰かと一緒に時間を共有すること、会話を重ねていくこと、どちらも同じだけの魅力があるし、それぞれの良さは分かっている。つもり。
しかし、ショッピング。これだけは駄目だ。もちろん、私の性格的に問題があるのは分かっている。人と買い物に行く楽しさが、全く理解できない。
今度の日曜日、友達とアウトレットに行くんだよね」とか「この前、恋人と買い物とカフェ巡りで表参道に行って~」とか。そうそう、それそれ。その類。
きっと、映画館や美術館と同じで、欲しいものもあるけれど、会話のネタや思い出のひとつを作るために、一緒に行くんだろう。分かってる、分かってる。でも、誰かと一緒に行く必要あるのか? と、どうしても思ってしまう。
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