
新年あけましておめでとうございます。ってもう松の内も明けて一月も三分の一が過ぎておりますが、一応のけじめとしてご挨拶をさせていただきました。
さて、わたくしごとですが今年は40代最後の年となります。なんとなく最後っていうとしんみりする気持ちもないこともないけれども、今年40代最後の年ということは、10年前は30代最後の年だったわけで、では30代が終わりゆく年の正月には、いったいわたしは何をしていたのか。気になって10年前にももうすでに過疎りつつあったいにしえのSNS、ミクシィを開いたところサイゼリヤでワインを嗜んでいる画像がアップされていて、「嘘でしょ……」と絶望の溜息をついたのは、2026年の初の外食もまたサイゼリヤだったからです。もちろんデキャンタ付き。10年前も今も、やってることが変わってなさすぎる。
が、もちろんこの10年間、何も変わらなかったわけではなく、妊娠したり出産したり離婚もしたり新しい恋をしたりと、いくつかの人生のハイライトを駆け抜けてきたわけで、ということはこれから先の10年も決して油断ならない。あと離婚をハイライトというのはいかがなものか。
40代最後の目標は?
とはいうものの、最近では物語の主人公が自分から息子に移りつつあるようにも感じている。もちろんわたしの人生の主人公はわたしなんですけれども、友達と揉めてもまたすぐに仲直りしたり三点倒立ができるようになったり「俺のことを好きな女の子がいるんだぜ」と報告してきたりディズニーランドでスキップしたりと、息子の日々のキラキラっぷりがハンパなくってふとした拍子に「世代交代」とか「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」とかいった言葉が浮かんで甘苦い気持ちになる。
が、わたしの人生もまだしばらくは続いていくわけで、とりあえずは好きな人としか会わず、好きなことしかしないで生きるということを目標に40代最後の一年とちょっとを楽しみたいと思っています。ってなんだかしんみりモードだけど50代といえばなんといってもござむしりのターンが到来するわけで、それを楽しみにしごろを突っ走る次第です。
Text/大泉りか