わざわざと、食べもしない火中の栗を拾いに行くなんて愚かであるとは思うのだけど、正直なところをいうと、原稿で取り上げるネタがない時もある。
というわけで、今週はぼうぼうに燃えているストッキング問題について取り上げてみようかと思ったのだけど、さてみなさんは、ストッキングを日常的に穿いてらっしゃいますか?
わたしは基本的に自宅で仕事をしており、日頃出掛けるのはスーパーと息子の小学校くらいしかないので、ストッキングどころかまともな服すら着ておらず、いまも部屋着のワンピースにフリースを羽織るという誰にも見せられない恰好をしております。もちろんスッピンだしノーブラだしなんなら昨晩はシャワーを浴びてもいない。今夜は飲み会があるので、この原稿を書き終えたらシャワーを浴びる予定ですが。
ストッキングのほうが好きだから
シャワーを浴びたらちゃんとブラジャーをするし、飲む相手は旧知の友人たちなので脱ぐ予定はないけれども一応はパンツとブラがセットになった下着を身に着ける。そして相応の服を着てストッキングを履く。もう12月も末だし防寒を考えたならばタイツのほうが適しているとは思うのだけど、わたしはタイツはいまいち好きではない。なぜならば生地の分厚いタイツは穿き心地がよくないし、室内に入ると暑いし、なによりも脚を綺麗に見せたいという意向があるために、ストッキングの透け感は重要なのです……なんて言い訳をしていますが、ぶっちゃけていうとエロめのルックスでいたいという願望のあるわたしとしては、タイツよりもストッキングのほうが断然にエロいからというのが本音である。そうなのです。
とにかくわたしにとっては完全にストッキングはエロアイテムでして、ゆえにテッカテカ光沢だったりガータータイプであったりつま先シースルーであったりと、ちょっとギミックのあるストッキングが好きだし、あと破れても気にしない。それは「マナー」としてストッキングを穿いていないからで「伝線してるよ」と注意されても「そうなの。破れちゃって~」と受け流す……とはいうもののやっぱり葬式に参列する際には、伝線してしまったら面倒くさいなぁと思いながらも新しいものに履き替える。
ストッキングが破れやすすぎるというのは確かにその通りで、しかし一方でベッドインする時に穿いていて途中まで脱がずに進行しても意外と破れないのはどうしてだろうかと知人の男性に問うたら「破ろうと思って破れないのがストッキング、破れてほしくない時に破れるのがストッキング」という謎に哲学的な答えが返ってきたのですが、破れてもいいと思っている時には破れてもいいけれども、破れてほしくないシーンで破れてしまうのは確かにうっとおしくもある。
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