今日の日経の夕刊に、5月にこのブログで紹介したZOZOTOWNの社内恋愛・社内結婚の推進活動が紹介されている。
なるほど、背景は「洋服好きの仲間たち」という企業風土を、会社が成長して大きくなっても失わないようにするという趣旨だったんですね。
人事担当のブロック長の発言を紹介してる。
「社員のプライベートにどこまで干渉していいのか、多くの上司の悩みどころだが、『強制はしないのが大前提。社員の声を取り入れつつ今後も仕掛けていく』ときっぱり」とのこと。
これを見ていて思った。
こういう仕組みが成り立つのは、この会社が「急成長」しているから。恒常的に、若い社員を次々と採用できているから。
昨日も、ある外資系クライアント先企業の社長さんとお食事していて、「うちの会社は、男性はほとんど既婚で、女性がほとんど独身。ぜひ一度タウンホールに来て婚活の話をしてほしい」とのリクエストを受けた。
その外資の会社も、収益力はあるものの、どんどん組織が大きくなっているという環境にはない。むしろ収益水準をしっかり維持するため、ヘッドカウント(アタマ数)拡大には常に海外から抑制プレッシャーがかかっている。
そう考えると、やっぱり経済成長、会社の成長って大事。成長している会社だからこそ、若い同士でも先行き右肩上がり期待で、いまの不安を乗り越えて結婚する決断ができる。
「経済成長なんかいらない。現状維持でかまわない」というのは、いろんな意味で成り立たないだろうなーと思っちゃいました。
ではまた。
Last updated 2012年07月04日 20時39分38秒