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  • 2013.06.21

男性が求める「やりてー」ではなく「付き合いてー」の場面とは?(1)

第1回:“共感”と“親近感”で恋の根拠を与えよう

「出会う」だけならサルでもできる!

福田フクスケ コラム 出会い AM

「そりゃいい人がいれば付き合いたいけどさ、なかなか出会いがなくて……」

 おそらく今、日本中のどこかで27秒に1回くらいそうボヤいている女性がいると思います。
日本の交通事故の発生頻度が33秒に1回、「好きになった人がタイプかな」とどうでもいい情報をもったいぶって言う人が46秒に1回の割合でいることを考えると、「出会いがない」は、今の日本ではかなりありふれた悩みであると言えるでしょう。

 確かに、毎日が家と職場の往復では、そう嘆きたくなる気持ちもわかります。
しかし、打ち合わせと取材の日を除けばローソンの店員に「あ、持ってません」と言う以外に一言も人と話さず、家に引きこもって原稿を書いている私のようなライターふぜいが、あえてこう言ってみたいと思います。

「出会いがない」は、彼氏ができないことに対する思考停止の言い訳です!

 本当に「出会いがない」というのは、戦後28年間、日本が戦争に負けたことを知らずにグアムで暮らしていた横井庄一さんのような人のことを言うのであって、あなたがまだ発見されていない残留日本兵でない限り、「出会いがない」というのは「出会う場所に行っていない」か、「出会いにときめく感度が鈍っている」だけです。

 そして、この記事を読んでいる時点で、あなたがまだ発見されていない残留日本兵である可能性は、残念ながらきわめて低いでしょう。
まずは、自分が「出会いがない」を言い訳にしているという事実を、恥ずかしながら認めてください。

「出会い」だけなら、誰にでもあるんです。
道を歩いているだけでも毎日数十人、数百人の人とすれ違っているんですから。
その中には、あなたがいいなと思う人や、あなたのことを好きだと言ってくれる人がきっといます。
100人の中にいなければ1000人、1000人でだめなら10000人の目に触れる場所に行けばいいだけです。

 ただし、そこから出会いを「いいな」というときめきに変え、ときめきを「好きだな」という恋愛に変えていくのが難しいのです。

 出会いが欲しいからといって、色気を振りまいて表通りを練り歩けばいいわけではありません。
それではただのサンバカーニバルです。
扇情的なまなざしでナンパ師やスカウトマン、酔っ払いに声をかけられることはあっても、恋愛にはゆめゆめ結びつきません。

 そしてなにより、男性の「このコ、いいな」には、
「A)付き合いてーな」
「B)やりてーな」
の2パターンがあることを忘れてはいけません。
そして当の男性自身、出会った瞬間はこのA)とB)を混同している場合が少なくないのです。

 大切なのは、その出会いがA)の出会いだと思わせるような「出会い方」をすることです。

「やりてーな」ではなく「付き合いてーな」

 前置きが長くなりましたが、この連載では、男性も思わず恋に落ちる意外な「出会いのきっかけ」について、みなさんからの体験談を紹介しながら考察していきたいと思います。

 まずはこんな例をご覧ください。

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・あるアーティストのファンサイトで、「同行者が行けなくなったから」とライブチケットを1枚譲ってもらいました。
隣り同士の席でライブ鑑賞している間に、お互いの推しメンバーが同じであることがわかって意気投合。
情報交換をするうちに仲良くなって付き合いだしました。(26歳・広告営業)

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これこれ! これですよ!

「共通の趣味」「ネットで知り合う」「偶然の一致」「会ってみたらいい感じ」「そのまま意気投合」というのは、理想的な出会いのきっかけ要素のフルコンボ。
男性を「B)やりてーな」ではなく「A)付き合いてーな」に誘導するための、恋の黄金法則といっても過言ではありません。

 特に音楽や漫画、映画など個人のこだわりが色濃く反映されたサブカル色の強い趣味を持つ男性にとって、「趣味の価値観が一致する」ことはパートナーの条件として大事な要素となります。

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・会社の同期の音楽好きが集まって、一緒にフェスに参戦する同好会を結成。
それまで違う部署で話す機会もなかった男性と、サマソニやフジロックなどに同行するうちに距離が縮まり、交際に発展しました。(25歳・通信)

・mixiの全盛期、好きな作家のファンコミュニティで「一番好きな作品がかぶったらマイミク申請」というスレッドで知り合った人と、作品の好みやツボがことごとく同じであることが判明。
何か運命を感じて会うようになり、付き合うようになりました。(34歳・食品メーカー)

・合コンの自己紹介で、「好きな漫画は『グラップラー刃牙』でーす!」と言ったところ、周りはシ~ン。
ただ一人、「私も『刃牙』好きなんです…」とこっそり名乗り出てくれた女の子とすっかり盛り上がり、2人だけのムードに…。
帰りは自然と番号交換をして、次に会う約束を取り付けていました。(28歳・医療系)

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 このように、中でもフェス好きやアイドルファンなど、行動をともにする機会の多いコミュニティなら、なお出会いのチャンスを作りやすいと言えるでしょう。

“チンピク”を“恋愛”にすり替えろ

 たとえ趣味のコミュニティがなくても、毎日のルーティンの中にすら出会いのきっかけはあります。

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・朝の通勤電車で、毎朝同じ時間、同じ車両で出会う人と挨拶をするようになり、世間話から連絡先を交換するようになりました。(32歳・金融)

・喫煙室でいつも一緒になる、同じビルの違うオフィスの女性と付き合ったことがあります。
お互いの仕事の愚痴などを聞くうちに意気投合して、「一度、飲みに行きませんか?」と俺から誘いました。(31歳・SE)

・新入社員研修で、自分の指導担当になった2期上の先輩女性。
最初は勝ち気でとっつきにくいなと思っていたのですが、自分のミスをフォローしてくれたり、飯をおごってもらったりするうちに「頼れるお姉さん」に……。
結局、俺から押して彼女になりました。(25歳・営業職)

・僕の知人の女性経営者は、いつも集荷にくる宅配便の担当者のお兄さんに電話番号を渡しして、とうとう家に招き入れたそうです。
肉食系女子の鑑だな、と思い、業者のお兄さんが少し羨ましくなりました。(34歳・IT系)

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 これらはいずれも、毎日会ったり、行動をともにしているうちに、お互いに共感や親近感が芽生えてきたパターンです。
さきほどのきっかけが「趣味の一致」なら、この場合、2人を引き寄せたのは「時間の共有」ということになります。

「趣味の一致」にせよ「時間の共有」にせよ、男に「出会い」を意識させるには、それが「B)やりてーな」ではなく、「A)付き合いてーな」という気持ちによるものであるという“根拠”を与え、共感や親近感を沸かせることが必要です。
たとえ、相手があなたに惹かれたのが「容姿がタイプだったから」という単なるチンピクによる動機だったとしても、「ジョジョの一番好きな部が同じだったから」とか「いつも会っているうちにかけがえのない存在になったから」という言い訳=“根拠のすり替え”をさせてあげればいいのです。

 そうすれば、男はあなたへの思いを「やりてーな」から「付き合いてーな」に、脳内で勝手に変換してくれるでしょう。
そうすれば、しめたものです。

 実のところ、出会いとはこのように見つけて、セッティングするものではないでしょうか。
次回は、よりインパクトの強烈な“根拠”である「運命の出会い」「偶然の一致」による出会いのきっかけをご紹介していきます。

Text/福田フクスケ

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ライタープロフィール

福田フクスケ
フリーライター。“くすぶり男子”の視点から恋愛やジェンダー、セックスなどを考察。

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