男子じゃないアタシたちっていいね!
By Adriano Aurelio Araujo
そもそも女子会というのは、「女性であること」以外に共通項がない人たちの集まりだったのです。
たとえば会社。出身地も出身大学もバラバラ、部署も年齢も異なる女性たちが、あえて男性を排除して集まることで、仕事上の悩みを気軽に話し合える。
一般的に女性は、男性と話す際、聞く方に回りがちです。
たとえばある研究では、大学生の男女に自由に会話をしてもらったものを記録し、分析した結果、男性の方が「会話への割り込み」が多いという結果が出ています。
男性が女性の話に「で、それってこういうこと?」などと割り込むケースは比較的多い一方、女性は男性よりもあいづちを打つ回数が多い。
何かと男性を気遣ってしまうのが、われわれ女性の悲しき性なのか……別にモテたいわけじゃないんだけどね。
こう無意識に、男性の話は優先して聞いてあげちゃうというか……合コンでもおしゃべりな女は嫌われるみたいだし。
黙ってニコニコしていた方がモテるんですよね、結局。
だからこそ男性を入れず、女子だけで集まることに意義があるのです。
社会人になって男性と一緒に働くようになったものの、女としての魅力と仕事人としての魅力のバランスが上手く取れずに、悩んでいる女性は多いことでしょう。
たまには男性からの評価を気にせず「私たちって女子として、ひとまとまりだよね」という安心感に包まれたいのです。
女子会でのいいね! は、もしかすると「男子じゃないアタシたちっていいね!」かもしれません。