その「いいね!」本音ですか?~Facebook編~(1)

 女性の生き方・働き方に関するツイートやブログが話題のかやさんが、女社会のいいね! を解説。あなたも気付かぬ内に、本音ではないいいね! をしていませんか?

Facebookを楽しめる人、楽しめない人

かや

 今や日本人の5人に1人が使っているといわれるFacebook、とりわけ私と同世代の20代の利用者数は最も多いとか。
でも私、どうしてもFacebookに自分の情報をアップすることができないのです。なぜなら自意識過剰(筋金入りの)だから。
 自意識過剰な人間というのは、自分が見られていることを常に意識して生活しています。たとえばちょっと外出しても、前髪の分け方が少しおかしい、今日履いてきたヒールの靴がきついために歩き方が変になっている、といった些細なことが気になって落ち着かない。
そんな自分が、Facebookのように「他人から見られることを過剰に意識させるツール」を楽しめるわけがありません。
 「さっき食べたカフェのケーキは美味しかったけど、写メをアップしたらバカっぽく見えるから止めておくか」など、さまざまな思いが頭の中を駆け巡ります。

そのうち、これ以上私のことを見ないでくれ!という気持ちになり(誰も見ていないのに)、とてもじゃないが自分の写った写真などアップできない。

 Facebookを楽しめる人たちはきっと、見られることが快感なのでしょう。

 素敵なカフェ、おしゃれな女子会、そこで微笑む可愛い私を見てッ! そんなお気に入りの一枚をアップする瞬間、彼女たちの脳内には大量のドーパミンが放出されているはず
「そんなことないもん、ただ楽しかったイベントの記録を残してるだけだもん!」…そんなにかけがえのない思い出なら、自分の携帯の中で大切にしまっておけばよいのです。どうしてわざわざ、その場にいなかった人にまで共有する必要がありましょう。
本当はFacebookを通して「カワイイ私」を見て欲しいだけなんですよね?
 ただし、Facebookを楽しめないあなたも油断は禁物。「私、Facebookって何か無理なんだよね」アピールは、「私見られてるかも」を意識し過ぎている証拠。Facebookを楽しめる人よりも、さらに自意識過剰なサインです。