待ち合わせから失われたミステリアスさとロマンチック(3)

 ソーシャルメディアに、スマホ、あらゆる便利なwebサイト…。世の中の進歩は私たちの生活をどんどん変えていきました。 しかし、男女関係に限っては、本当にプラスに働いているのか、疑問が残りませんか? こちらのコーナーでは今と昔で男女関係はどっちが幸せだったのかに迫っていきます。

待ち合わせ直前まで連絡のとれる現代

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 現在、みなさんは待ち合わせするとき、どんな手順を踏んでいますか?
おそらくほぼ100パーセントの人が直前までスマートフォンをいじり、相手に会うまで細やかに連絡を取りあっているのではないでしょうか。
今回は、昔と今での待ち合わせの移り変わりについて、考えてみたいと思います。
少し前まで、携帯のない時代は待ち合わせ場所を決めたら、一回家を出るとそこにつくまで連絡がとれなかったわけです。
今思うとありえないような不便さを感じますよね。本当に来るのかどうかすら、わからないのですから。

古代、待ち合わせは最高にロマンチックな瞬間だった

 しかし、その“来るか来ないかわからない不安”というのは男女関係にはプラスに働くのです。
現代でもたまたま連絡がとれない時、「本当に来るのかな」とか、「ここにいたら見つけてくれないかも」などと考えていることがあると思うのですが、その時ドキドキしませんか?
このドキドキこそが、出会いの瞬間の喜びをさらに高めてくれるのです。
絶対に会えると、わかりきっている状態はとても効率がいいのですが、実は恋愛に効率の良さはいらないように思えませんか? 。

効率重視の姿勢がお互いのミステリアスさを奪う

  直前まで連絡を取り合うと、相手が今何駅で、どの辺歩いているかも手に取るようにわかってしまいます。
これは、たとえばツイッターやFacebookで自分の情報を出しすぎている状態とも似ていて、相手に自分について考える余地をほとんど奪ってしまうのです。
これは、女性側だけでも少し作戦をたててみることをオススメします。必要以上に連絡を取り合わない、SNSに何をしているかなどを出しすぎない、など恋愛相手だけでもいいので、想像の余地のある女になってみるのはどうでしょうか。
取り急ぎ、これから出会う人との待ち合わせの際は「あまり細かく連絡とるの好きじゃないんだよね…」とミステリアスな女演じてみるのをオススメします。

Text/AM編集部