ヤリチンの罠から抜け出せない女性が卒業するには?

―でも、そんな人が峰さんにとってのストライクなんですね。

峰:そうなんです!

─遊んでいる男の人に惹かれている女性は多いと思うのですが、それとは真逆のピュアのほうがいいってことですよね。

峰:高校生時代にヤリマンだった頃は、とにかくそういうヤリチン風のイケてる人を選んでやっていたんです。
それはなぜかというと、もともと非モテ側の人間だったからこそ、イケてる風の人とやると、自分もイケてる人間になれたような気がして嬉しいから。
だから、ヤリチンとやるわけですよね。

 でも、ヤリチンってAV女優とやりたい人がすごく多いから、私はもうAV女優という肩書きを手に入れた時点で、「ヤリチンからのいやらしい視線はもう完全に手に入れた!」と思って、もういいやってなったんです。

―ヤリチンに遊ばれていても抜け出せない女性もいつか自分で気付いて卒業できるってことですよね。

峰:そうですね。
たくさんやったっていう勲章を手に入れたなってくらいやり終わったら、極自然に卒業できますよ。

だから、ヤリチンと悩みながらセックスするよりも、とにかく飽きるまでやろう!って、
ばんばんやっちゃった方がいいかな、って思います。

【つづく】
次回は、最終回「最中の声・反応を磨き、目指すは元気なマグロ!」をお送りします。

峰なゆか
漫画『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)を著作にもつ漫画家・文筆家。元AV女優。 近刊『邪道モテ』(犬山紙子共著・宝島社)では正統派ではないモテを今までにはない切り口で紹介。2013年2月には週刊SPA!での連載をまとめた『アラサーちゃん 無修正』(扶桑社)も発売する。女子の生態について詳しい。

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