おしゃれなくどき文句よりもダサすぎるくらいがちょうどいい

峰:でも、私、不安な様子を見ているのがすごく楽しくて、好きなんですけどね。
ホテルまで入ったのに「じゃ、僕ソファーで寝ます」って言い出すとか最高!(笑)

―そうですね(笑)。峰さんって本当にそういう方がお好みなんですね。

峰:はい、そういう人を泳がせるのが大好きです!

―「終電出ちゃった…」って言ったあとにさらにやりたい感じを出す方法って具体的になんていったらいいですか?

峰:性欲弱い人向けだったら、本当にわかりやすくでいいんですよ。
そもそも「終電過ぎちゃった」とか手法として完全にダサいじゃないですか。

でも、ダサいのってすっごい分かりやすいんですよ。
だから、その後私がやっていることって相当ダサいですよ。

だって、それでも気付かないんだもん(笑)。
おしゃれな口説き文句なんて言ったら、分かってくれるわけないじゃないですか!

―終電出ちゃったでも分からないぐらいですからね(笑)。
その場その場で、分かりやすく立ち回る感じですかね。

峰:そうですね。終電出ちゃったっていっても、「泊まろう!」ってことじゃなくて、もしかしたら「タクシー乗り場を探す」って意味だと思うかもしれないから、その時は、「でもタクシーだと遠いしなぁ」っていうんです。
それでも、タクシーだと結構お金かかるから、「お金を貸してくれ」ってことなのかな、という考え方をするから、どんどん先回りをしてその不安を潰していくんですよ。

―性欲弱い系男子はすごくいろいろ考えちゃっているんですね…。

峰:だからそういう男子って実はモテていても、自分がモテるとは夢にも思っていなかったりする。
「だって、口説かれたことないし」とか言って。
たとえば、私が口説いたとしても、好意を抱かれているのに全く気づかないくらい、本当にダメなんですよね。