―「付き合ってくれないならやらない」って言って、「じゃ、付き合おうか」って流れは確かにおかしいですね。
峰:もちろん、無理して付き合う前にやる必要はないとは思います。
ただ、先にやっといた方が女性側にもメリットがあるんじゃないかなと。
―峰さん自身も、付き合う前にセックスするかしないかは特に気にしてこなかったですか?
峰:そうですね。
むしろ、私が好きなタイプの男の人って、ちゃんと付き合ってからじゃないと
セックスしちゃいけないって思っている人が多くて。
なので、どちらかというと私がセックスをするために、“付き合う”という手順をわざわざ踏んでいるので「めんどくせぇなぁ」と感じることはよくあります(笑)。
好きな人に「すぐに体を許す軽い女だって思われたくない」というのもありますけど、
男の人って前述のとおり、もともとセフレ候補だと思っていると、「付き合ってもいないのにすぐ股を開くヤリマンだな」と思うんですけど、
もともと彼女にしたいと考えている子だったら、
「順番は逆になっちゃったけど、やっぱりお互い好きってことだよね」みたいな、そういう解釈するんですよね(笑)。
―深く同意します。説得力がありますね。
峰:だから、夢のない話だけど、モテる女の子はどっちでも大丈夫なんですよ!
付き合う前にしてもしなくても。
愛のあるセックスとは一体なに?
“エロを愛に言い換えれば何でもOK”という文化にはNO!
―「愛のあるセックスが一番」と言いますけど、そうじゃなくても、「やってもいいじゃん」と心の中で思っている女性も増えてきたと思うのですが、それでも「愛がないとセックスしちゃいけない」という空気感は変わらないと思うんです。
それについては、どう思いますか?
峰:まず「愛」について言うと、“エロを愛に言い換えれば何でもOK”みたいなのは雑すぎて、すっごい嫌ですね。
女性向けのエログッズって、とにかく名前にラブってついてるんですよね。
ラブグッズ、ラブDVD……。AVのことをラブDVDって言うんですよ、完全にAVなのに。
ひとりでオナニー用に使うバイブをラブグッズとか言われると、ちょっとおかしいじゃないですか?(笑) ラブとかないから!
「愛のあるセックスが一番」というのは、私もそう思いますね。
結局やっぱり好きな人とするのが一番簡単に気持ちよくなれるんですよ。楽しいというか…。
あ、でも、好きな人だと気遣っちゃうタイプの人もいるんですよね。