鏡の前で立ちバックする男の共通点

身長180cm体重90kgなどアメフト選手のようにガッチリとしたガタイのいい体格だったり。脱サラして立ち上げたビジネスがめちゃ軌道に乗っていたり。高校時代のインターハイでベスト8入りした実績があったり。自信の元となっているのは人それぞれでしたが、いずれにせよ「この人、自分に自信があるんだろうなあ」って男性ばかりでした。ポイントは、ナルシスト的な「根拠のない自信」ではなく、明確な根拠があっての自信だということ。

彼らは、自信の根拠となっている「ガッチリ体型」「ビジネスの成功」「インターハイでベスト8」だけじゃないんだぞ、俺の魅力は……ということを確認したいのでしょう。そこで、自分が男らしく女体を背後からパンパン突いている姿を鏡に映し、「よし、セックスでも勝負できているぞ」と、心の中でドヤ顔をするのでしょう。

一般的には鏡の前での立ちバックって、女性を辱めるため……というイメージが強いかもしれませんね。「ほーら、鏡に映る自分の恥ずかしい姿を見てごらん」ってやつですよ。そういった系のセリフは、興奮度合いを高めるための言葉攻めとして言うかもしれませんが、女性を辱めることよりも、辱めを与えている自分自身に重きを置いているように感じます。

辱めを与えたいだけじゃない

考えてもみたら、女性に辱めを与えたいだけなら、わざわざ洗面所へ移動せずとも、ベッドの上で幾らでもできます。シャワーを浴びていない状態でクンニするとか、M字開脚でオナニーさせるとか、ハメ撮りするとか。そうじゃなく、自分自身も写り込む鏡の前をチョイスしているあたり、どう考えても自分自身の雄々しい姿を見たいからとしか考えられません。

まぁ、理由はどうであれ、鏡の前での立ちバックは、私たち女性側にとっても興奮度の高いプレイ! ただ、ベッドからテクテク歩いて移動するマスケっぷりには耐えられないので、一緒に入浴した直後、洗面所で「ここでハメて……」と、こっちからリクエストすることを推奨します。

Text/菊池美佳子