男性の責め方を知り尽くした元SM女王作家が描く『責める女』

 というわけで、今回、ご紹介するのは、鷹澤フブキさんという、女性の作家さんの官能作品です。
OLから生保レディ、高級クラブのホステス、さらにはSMクラブの女王様をしていたという経歴を持つ鷹澤フブキさん。SMの女王様といえば、『責め』のプロ。
男性の責め方を知り尽くしているともいえます。そんな鷹澤フブキさんの『誘う指先』のあらすじは――。

 入社一年目の新入社員、川原和輝。社長付きの運転手に抜擢された彼は、美人秘書の里村真穂に密かな憧れを抱いている。
ある日、体調を崩した真穂を家まで送り届けることになった和輝。
そこでお礼にと、下半身にいまだかつて味わったことのない指技を受けます。
その日以降、社内やマンション、旅行先の温泉で、真穂に体を翻弄されることに……。

 今回のヒロインは、男性の妄想ターゲットの定番・秘書。主人公の和輝より四歳年上の二十七歳。
濃いグレー地に細いストライプが入ったスーツ。
有能な秘書として、社の内外で高い評価を受けていいるだけではなく、その美貌も評判の的……となるとそれだけで、女性として勝ち組すぎる!!!! とつい、しらけた気持ちになるところです。
が、しかし、真穂のすごさはそれだけではないのです……。

【真帆のベッドでの超絶テクニックは後半へ続きます!】

Text/大泉りか