「お楽しみ」は、なるべく後にとっておくべき
一般的に、付き合ってすぐセックスすると、別れもすぐやってくると言われていますよね。そりゃそうでしょうよ、人間はカンタンに入手できたものを大事に扱わない傾向が強いので。「付き合おうぜ」「はい、喜んで」と、付き合いが成立したその日のうちにセックスしたら……。セックスするという、難易度の高い真剣ゲームをいともカンタンにクリアできたことになります。
クリアがカンタンなゲームに無我夢中となるゲーマーなんぞ存在しませんよね。それと一緒で、カンタンにセックスできた恋人に無我夢中となる男性なんぞ存在しないのです。これぞ、付き合ってすぐセックスすると、別れもすぐやってくる理由なのでしょう。だからこそ!
皆、付き合いが成立してもすぐにはセックスせず、まずはお互いの仕事帰りにスタバでお茶だけしてバイバイしたり。休日に会うとしても、昼間に待ち合わせて映画だけ観てバイバイしたり。夜に会うとしても、酒だけ飲んで終電前にバイバイしたり……こういった「焦らし期間」を設けるのです。
焦らし期間を経てのセックスなら、「カンタンにできた感」がないので、むしろ「コツコツとした地道な積み重ねの末、やっとこさ手に入れた感」が強まります。だからこそ大事に扱われ、すぐ別れるようなことにはなりません。要するに、「すぐ」でなければ良いのです。「お楽しみ」は、なるべく後にとっておくべきなのです。
しばらくはスタバや鳥貴族を楽しもう
ディズニーランドも然り。ディズニーデートは、お茶や映画や酒に比べると、「お楽しみ度」が高いデート。だからこそ、「初デートですぐ」ではなく、なるべく後にとっておくべきなのです。初デートでディズニーに行っちゃうと、夢の世界が楽しすぎて、その後のスタバデートや映画デートや鳥貴族デートが色あせて見えます。その結果、「デートしても初回ほどの楽しさに欠けるなあ」と、お互いに違和感が生じ、別れることになるのでしょう。
愛しい彼氏とディズニーデートしたい乙女心はごもっとも! ですが、彼氏との付き合いが末長く続いてゆくと思えば、すぐ行かなくてもええじゃないか! 3ヶ月後、半年後、1年後でもええじゃないか! しばらくは、スタバや映画や鳥貴族でじっくりと関係性を温めておきましょう。
Text/菊池美佳子
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