ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AMの男性ライター陣で一番のヤリチンって誰?」
担当編集I嬢:「黙秘権を行使します」
女性の中に「ヤリマン」と呼ばれる人種が存在します。同様に、男性の中にも「ヤリチン」と呼ばれる人種が存在します。ヤリチンとヤリマン、その生態系はほぼ同じと思いきや、意外な違いがあることに気付きました。それは、ヤリマンに比べヤリチンのほうが、経験人数を増やしたがるということ。
もちろん、ヤリマンの中にも数を増やしたがる女性も存在します。
「存在します」と、さも他人事のように書きましたが、若かりし頃のミカコちゃんがまさしくこのタイプ。初体験が遅かったことがコンプレックスだったミカコちゃんは、「遅れをとったぶん取り戻さねば!」と、とにかく経験人数を増やそうと躍起になっていました。
「人数を増やすのではなく、ただ1人の男性とのセックス回数を増やそうと思わなかったのか?」というツッコミはごもっとも。しかし当時のミカコちゃんは、以下のような思考回路でした。
「初体験が遅かったのは自分がサエない女だからである」
「サエなくない女は多くの男性からセックス対象として求められるはず」
「だったらサエない自分と決別するには経験人数を増やすのが手っ取り早い」
今、改めて文字に起こすと、完全に阿呆の思考回路ですよね。
若かりし頃のミカコちゃんみたいな阿呆ヤリマンはごく一部で、ヤリマンの大多数は経験人数を増やすよりも、常駐セフレを数名キープしローテーションしている傾向が強いように見受けられます。理由は至極単純で、コンドーム装着の交渉が面倒だからでしょう。
新規の男性だと、いちいち「こちらが促さずとも自らゴムを装着するタイプだろうか」と、身構えねばなりません。こちらが促すことで着けてくれたら、まだ良いほう。中には「俺は着けない派だから」と、謎の派閥に所属している男性も存在するため、その際の説得が面倒くさい! しかもお互い全裸での説得ってマヌケ極まりないですし……。
その点、常駐セフレなら、そういった心配なくスマートにセックスを楽しめます。女性の場合は、望まぬ妊娠というリスクがあるため、経験人数を増やすってハードルが高いのです。
どうしてヤリチンは経験人数を増やしたがるのか?
では、男性はどうでしょう?
確かに男性には、望まぬ妊娠というリスクがありません。だから新規女性とセックスするハードルは低いってことになりますが、それはあくまでも男女の身体構造差による初期設定。「経験人数を増やしたがる理由」としては弱い気がします。本質はもっと別のところにあるような……。
今こそ全ての日本国民に問います。
なぜヤリチンは経験人数を増やしたがるのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「男性には種を撒き散らしたい種撒き本能がある」とか、「千人に一人と言われているカズノコ天井に巡り会いたい男の浪漫」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。ヤリチンが人数を増やしたがるのは……!? 「唱歌『一年生になったら』の歌詞を大人になった今でも信じているから」です。
幼稚園や保育園で、小学校入学が近付く時期に、日本全国どの地域でも必ず歌わされたはず! 「ともだちひゃくにんできるかな」という歌詞が、あまりにも有名ですよね。
お友達がたくさんできるであろう小学校生活は楽しいはずと、子どもに夢を与えるにはドンピシャな歌詞といえるでしょう。「一年生になったら宿題ばかりでヒーヒーフー」より、確実にポジティブです。
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