ヤリチンは子どもの心を持ちつづけている

『一年生になったら』は子どもに夢を持たせる素晴らしい歌詞ですが、人は成長するにつれ「友達は多けりゃ良いってもんじゃない」と気付き始めます。友達が多いぶん、人間関係上の煩わしさも増えますし、だったら本当に心を開くことのできる友達2~3人で充分でしょう。少数気鋭ってやつですよ。

そもそも、社会人になり仕事が忙しくなれば、友達付き合いに費やす時間も減るわけですし。こないだ知人と話したのですが、親友でも大人になれば会うのはせいぜい年に1~2回程度だよね、と。ドライな考え方かもしれませんが、これが大人になるということなのでしょう。皆、こんなもんだと思いますよ。

しかしヤリチンは、子どもの心をいつまでも持ちつづけています。「ともだちひゃくにんできるかな」の歌詞から、何事も多けりゃ多いほうが良いと、ヤリチンの脳裏には強烈にインプットされているのでしょう。だからこそ経験人数も増やしたがるのです。チン毛が生えていようとも、皮が剥けていようとも、ヤリチンは永遠の子どもってことなのでしょう。