大島智子先生の作品に10代だったわたしを重ねて。コラボ作品にかけた想い

10代の物寂しかった気持ちをふたたび

大島智子先生とのコラボローション画像

こんにちは、ワイルドワン広報部のYukaです。

第4回は「ローションと私」について。今回は10代の頃の私とローションについてのお話です。

思えば10代の頃の私は、愛情に飢え、愛を求めて、誰も愛することができず、漂流していたように感じます。そんな物寂しかった頃を思い出す衝撃的な出会いが、40才の秋に渋谷で訪れます。

秋生まれの私は、秋が一番好きな季節。しかし、秋って楽しむ間もないくらい、短いんですよね~(せつなさが倍増します)。
そんな秋の香りのする渋谷の街のど真ん中で、『パルコでもロイホでもラブホでもいいよ』と掲げられたなんともキャッチーな個展の広告を目にします。そこに描かれたイラスト女の子が、なんとも私の心をざわつかせたので、個展がはじまったら見に行こう!と心に決めます。

個展に行くと、もう鳥肌です。10代の自分が思い起こされるイラストなんです。作品を見てると、どうにも泣きそうな気持ちになってしまうほど。
かつて健全と言えない女子高生だった私の心に、大島智子先生の描くどこか物憂げな少女たちの作品の一つ一つが「こんなシーンが私にもあったなぁ~」と懐かしい気持ちにさせてくれます。

思えば10代の頃は、カラコンにウィッグで武装して、渋谷・新宿・池袋の街をさまよい、タバコを胸いっぱいに吸って、クラブで踊り明かし、ほとんど家には帰らなかった。だれかさん家を泊まり歩き(名前も思い出せない)、誰かと一緒にいたくて、誰かと夜を明かし、時に好きでもない男とスポーツするみたいなセックスして。そんな生活じゃ、愛ってなんだ? の答えは出ない日々でした。あの頃は、時間が無限にあって暇で、一人でいるとなんか取り残されてしまうようで、誰かと一緒にいたかったんだと思います。

家に帰れば、守ってくれる両親がいて無条件の愛を欲しいだけくれていたのに、当時は見えなくて、気づけなかったんです(おまけに悪態ついてたし)。

そんな少女時代って少なからずとも、ありませんでした?