簡単に挿入はさせないの。
まずはじっくりサービスして…

B

横溝正史(小説家)とか、樹なつみ(漫画家)とか……こういう家柄とか風習にとらわれる世界観って女性は好きなんじゃないでしょうか。

A

私も大好きですね。

青海

ティーンズラブコミック(TL)作家の冬森雪湖さんのムードを意識したので、彼女の作品が好きな女性は楽しめるかも。

A

だからでしょうか……女性が執拗な攻めにちゃんと抵抗していたので、思わず濡れました(笑)。

B

私も!『いや、やめて!!』っていう背徳感とか、抵抗する意志があるものに萌えます。女が喜んでエッチを楽しんでるシーンにはまったく萌えない。

青海

TLとかもそうですよね。自分から能動的にセックスして男性を襲うストーリーは、そんなに多くないと思います。

B

そうそう、だから男性向けAVで、女がやたら積極的なのってぜんぜん萌えないの。『え、なんでそこで女がノリノリになるの?』って思ってしまって……。

A

その点でもこの『一族のしきたり』は女性のツボを押さえていてよかった。

B

長男と次男に襲われるシーンとか。

A

羽交い締めにされて、縛られて……あぁぁ……。

B

イヤなのに感じちゃう。

青海

愛する夫と同じ顔、同じ声というのがポイントです。

A

これは翻弄されますよ!なので、百合(通野さん)の心理に共感しちゃいました。

青海

そこはこだわりました! でも、2人がプラーンって、バイブを取り出したシーンには思わず笑ってしまった(笑)。

B

吹いてましたよね。私はパンツ姿で百合を追いかける2人がもうかわいくて……。

A

その後のシーンは女子萌え満載。襲っているのに、あちこち刺激して愛撫をいっぱいしてくれて、もうたまりませんでした!

青海

そう、挿入は簡単にはさせないの。まずはたっぷりサービスしてから。

A

最後、徹也(北野くん)とのからみにはやっぱりキュンキュンしましたよ。

B

彼がずっと百合さんに恋い焦がれていた感じが出ていてよかったです。ここは思いっきり女性へのサービスですね。

青海

実はその前に、もっと徹也に積極性を出したいと監督から提案があって『お風呂を覗きに行くのはどう?』って言われたんだけど……。

A

ぜったいダメ!!

ですよね~

気軽に手を出してこない安心感がいいんですよ!

風呂場を覗かれたところで女にメリットないですし。

信頼感がガラガラと崩れますよね。