男のトリセツ?
ところで筆者は、普段全く音楽を聴かない無音熟女なので、年に1度の紅白で「世間サマではこういう楽曲が流行っているのか!」と知ることになります。「普段は音楽を聴かない」と言っても、さすがに『U.S.A.』は存じ上げておりましたが。でもスイマセン、『Lemon』は初めて知りました。ああ、そういえば前に知人から「『アンナチュラル』の主題歌だった『Lemon』が凄く良い!」と薦められていましたっけ。そういった紅白で奏でられた楽曲から、この記事では『トリセツ』に言及したいと思います。
女性という生き物の取扱説明書らしいですね。西野カナちゃんが「乙女心を理解してね」というテイストで歌うからアリなのであって、仮に男性歌手が「男心を理解してくれ」というトリセツ曲を発売したら……炎上間違いナシでしょう。TwitterなどのSNS上で「女性の敵!」などと誹謗中傷を浴びるのは火を見るよりも明らか! だからこそ、永遠に発売されることはありえないでしょうけど、仮に発売されたとしたらこんなカンジなのでしょうか。
「急に既読スルーすることがあります。連投LINEされても未読スルーするくせに。ヤリたくなると何事もなかったかのようにしれっとLINEします。いつもごめんな。でもそんな時は懲りず二つ返事で股を開いてあげましょう」
「仕事の忙しさに理解があると長持ちします。『繁忙期だもんね』とか小さな会社勤めでも気遣ってあげましょう。ちゃんと気遣って。でも『要領が悪いから仕事が終わらないのかもよ』とか余計な気遣いはしなくていいからさ」
「もしも少しハゲてきて目移りする時は、後背位ならハゲが視界に入らないってことを思い出してな」
「意外と未処理のワキ毛にキュンとします。何でも無い日の上下バラバラの下着が効果的です。日常感は大事。でも、上も下もノーパンノーブラが一番嬉しいものだぜ」
「もしも先っぽが濡れてしまったら優しくフェラしてゴクッと全部飲み干して。キミしかヤレる女は居ないから」
「たまにはラブホ代ワリカンで。記念日にも、近所の居酒屋をオシャレじゃないと言わず、ビールに枝豆でも悦べ。広い心と深い愛で全部受け止めろ」
この歌詞を読んだ大半の女性は、ちゃぶ台ひっくり返したくなる気分でしょう。同じように大半の男性も、本家本元のトリセツにちゃぶ台ひっくり返したくなる気分かもしれません。「いや、全然違うだろ」と思うかもしれませんが、そんなもんですよ。所詮オトコとオンナは違う生き物ですから。
Text/菊池美佳子
次回は<「関白宣言」は現代なら炎上必至!でもこれがセックス版なら?>です。
40年前に発売されたさだまさしさんの「関白宣言」。女性が男性に養われる存在ではなくなった今、あんなに偉そうに男性が宣言するのは炎上必至です。しかしこれをセックスに置き換えてみると…案外悪くないかも?
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