30回男ならぬ「30分男」もいる

 セックスを楽しむための「別の男性」を得るには、現状をカミングアウトするのが一番です。「11回ほどメシだけを食い続けている男性がいるのだけど、私ってオンナとして見られていないのかしら?」という相談を何人かのお知り合いにバラ蒔いておけば、「だったら俺のサオを使ってくれ!」と、名乗りを上げる勇者が1人くらい出てくるでしょう。もしくは女性のお知り合いから、「気晴らしにオトコ漁りへ行こう!」と、クラブ遊びや合コンの誘いが入り、そこからセックス要員を見つけることができます。

 幸い、世の中二極化してきているようで、30回メシを食って打ち解けないことにはセックスできない草食系男子が存在する一方で、知り合って30分でセックスしたがるような肉食系男子も、ちゃんと生息しています。一般的には、「オンナを泣かせる罪なオトコ」と敵視される彼らですが、メシ30回ノルマ真っ只中の婦女子にとっては、役立つ存在なのです。

 彼らにセックス要員の役割を担ってもらうことで、メシ30回男子に対する、「さっさと誘ってこいよ!」という苛立ちが軽減されます。加えて、ほかのオトコとセックスしている負い目のぶん、苛立ちをぶつけるどころか、30回メシを終えるまで、100万ドルのスマイル対応を貫徹することができるでしょう。メシ30回……長い長い道のりですが、これも時代の波です。割り切って、楽しく乗り越えましょう。

Text/菊池美佳子

次回は《風俗通いはプロポーズへの準備!?結婚を決めた男の行動》です。