（1）テキストで学ばせる
「もっと優しく触って…ううん、もっと優しく…じゃなくてもっと…おまえ日本語わからんのか！」と煮えた経験のある女性は多いのではないでしょうか。
セックス中の男性は下半身に血流が集中するため、言葉を理解できない様子。

　かつ、AV育ちの男性は「力まかせ・勢いまかせ」なプレイを好む。
クリを高速でこすられて「ファミコンのAボタンじゃねーんだぞ！」と煮えた経験のある女性も多いでしょう。
そんな彼らに「もっと優しく」「もっとゆっくり」と曖昧な表現をしても、さじ加減が伝わらないのです。

　よって、私は男性向けの著書で〈クリはマウスのトラックボールを回す強さで、アンパンマンのマーチのテンポで触ろう〉等と具体的に解説しています。
それらを読んだ男性読者から「これが正解だったんですね！初めて彼女をイカせられました！」と嬉しい声が届きます。

　というわけで、手っ取り早く本で学ばせてください。
ただし「ハイ、これ読んでね」と彼氏に渡すと「俺ってセックス下手なんだ…！」とショック死する恐れがあるので、「ビンゴの景品で当たった」「友達が忘れていった」などホラを吹いて渡すのがオススメ。

（2）リアクションで教える
　ひたすらアンアン喘いだり、痛いのに感じているフリをすると、相手は「このやり方が正しい」と勘違いします。
上手に教えるコツは、リアクションに緩急をつけること。

　うまく愛撫できた時は「あ、そこっ…」と腕を握ったり、背中に爪をたてたりして「それが正解！」と伝える。「『それ』、すごくいい！」とピンポイントで褒めるのもナイス。

　ただし、イク寸前は演技せずに集中しましょう。というか集中しないとイケませんよね？
「イク寸前って声が出なくなるの…」と事前に伝えて、ついでに「あとヘタに動きが変わるとイケないから、私が声を出さなくなったら同じ動き（強度と速度）をキープしてね」と説明するのがオススメ。　

（3）言い方を工夫する
　フェラの際、男に「痛い！」「それはイマイチ」とか言われたら「二度とくわえてやるもんか」と思いますよね？
こちらも否定形は避けて、言い方を工夫しましょう。

　いちいち面倒くせーな！と叫びたいのはわかります。
が、「モチベーションUPする伝え方」は仕事で部下や後輩を指導する際にも役立つので頑張ってください。

（4）手本を見せる
　百聞は一見にしかず。
たとえば「焦らし＝すぐに性感帯に触らず遠くからジワジワ攻めることで、触ってほしくてたまらない状態にすること」と言葉で教えるより、手本を見せた方が話が早い。

　ひらりとマウントポジションをとって、相手の耳→首筋→鎖骨と上から順に攻めていく。
乳りんを指先や舌でなぞってから、満を持して乳頭を舐めるor吸う。
内ももや足のつけ根を撫でたり舐めたりしてから、パンツの上からペニス本体をサワサワ撫でる・パンツの隙間から指を入れていじる。
パンツを脱がし、タマやサオをさんざんいじり倒してから、ついに本丸の亀頭を攻める…！

　てな感じの愛撫を披露して「これが焦らしだ、わかったか！」と伝えれば「ハイ、わかりました！」となることでしょう。