『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』が話題の作家アルテイシアさんと、脱力系ヤリチン恋愛コラムニスト・ファーレンハイトさんの対談。
「男の本音、女の本音」について、ガチでトークバトルしてもらいました!
セックスの吊り橋効果を利用する
アルテイシアさん(以下、敬称略):好きだからドキドキするのもあるけど、ドキドキするから好きになるのもあるでしょ?吊り橋効果みたいなもので。
セックスすると多少はドキドキするから、それを利用するのもアリかなと。オクテ女子は、惚れっぽくないから恋愛にならない子が多いので。
逆にいざやってみて「無理!」と思ったら無理だし、話が早いよね。
―男子はどうですか?「ドキドキするから好きになる」みたいなのはありますか?
ファーレンハイトさん(以下、敬称略):あるとは思いますよ。ヤリチンはウブな少年心を忘れがちですが…。
男全般に「こいつ、俺のこと好きかも?」スイッチっていうのがあるんですよ。あれをやられると、全然興味なかったのに「あ、あれ…いいじゃん」みたいなノリに(笑)。
アル:わりと全身にあるよね、そのスイッチ。
ファー:どこ触られてもありますね!(笑)
これは「手に入りそうだから」みたいな身もふたもない理由もあるけど、ドキドキから好きにすり変わっちゃうパターンもあります。吊り橋効果ですよね。
特に草食系男子とか、慣れてない男性の方がやっぱそっちに流れますよね…女の子はヤリチンより誠実な方がいいんでしょ?(笑)
彼らを落とすアプローチとしては有効だと思う。
アル:まあ単純すぎるけどね、ボディタッチなんて。
ファー:いやー効きますよ!僕も今夜アルさんにさわられたら、好きになっちゃうかもしれない…。
一同:失笑
アル:でも「ボディタッチなんてしたくないよ、今さら小悪魔か!」って女は思うじゃない?
―そうですね、もうそんな古典的な…みたいな。
ファー:でもそんなん言うたら、男だって個室居酒屋とるのだってベタだなあ~と思いながらとってるわけじゃないですか。でもそれなりに効き目があるでしょ?
だから、俺はやっぱりそういうのバカにしちゃダメだと思う。
女の子からはグイグイこないことを大前提にして、それでも積極的にいくのがヤリチンなんですよ。
とりあえず触ってみて反応を確かめて、ガチ拒否られたら引く、先に進めたら行く…っていうのがヤリチンのなし崩し戦法。
最終的に女の子が「ま、いっか」と思ったらセックスできるわけじゃないですか。
でも草食系男子は「女の子が自分のこと好きってわからないと積極的にいけない」って言うんですよ。
アル:もちろん草食はそうよ。
ファー:で、それはやっぱ女の子から積極的にOKってことを表現してあげてほしいんですよ。そういう意味でボディタッチは「俺のこと好きなのかも」っていうのにすごく繋がるんです。
アル:うーん、ムツゴロウ的なボディタッチがいいかも。
草食系男子は「嫌われるんじゃ?」とビクビクしてるので、「大丈夫だよ~怖くないからね~ヨーシヨシ」って安心させるためのボディタッチ。小悪魔のように下心に訴えるんじゃなく。
ファー:動物を愛でる気分で…(笑)
アル:そう。肩をポンと叩くとか、体を寄せて距離を縮めるとか、それだけでも男は安心するから。女も「これ小悪魔じゃないから、ムツゴロウだから」と自分に言い訳できるし。
ファー:小悪魔タッチって、女子もそんなにヤダな~と思うものなんですか?
アル:「何やってんだオレ」と恥を忍んで、涙を飲んでやるものでしょ。
ファー:(笑)。
―どこかで冷静な自分が見てますよね(笑)
アル:恥も外聞もかなぐり捨ててやるけど、さすがに「手、おっきいね~」とかは無理。憤死してしまう。
一同:(笑)
ファー:アハハ(笑)!それは俺もダメだわ!やられたらイラッとするもん。あざといな、ってやつですね。
アル:そうでしょ?もうあまりにも流布しすぎて。
- 1
- 2