「イカされるんじゃなくイク」主体的なセックス

アル:うーん、まあネガマンは見ていて辛いからね。
『官能女子養成講座』にも「ヤラれるんじゃなくヤル」「イカされるんじゃなくイク」と書いたけど、やっぱり主体性だと思う。 男に「ヤッてもらう」「ヤラれる」って受け身な姿勢で自己承認や寂しさを埋めるんじゃなく、本当に自分がヤリたくてヤッてると、ポジマンになっていける。

ファー:そこを掘り下げたいですよね。すごくいいテーマだなと思っていて。

 俺がヤリチン活動してた頃に思っていたのは「男はヤッてるんじゃない、ヤラせてもらってる」って思いを持たなくてはいけないと。ヤラせてもらうって感覚さえあれば、詐欺ってまでヤルって発想にならないし。

 女の子は自分がヤリたいからヤル、男が美味しく頂かれちゃうってノリになれば、すごく健康的だと思うんですけど…なんでそういう世相にならないんだろうって思う。
こういう話をすると、男目線から都合のいいこと言いやがってとか、女の子はリスクがあるからって叩かれちゃうけど。

アル:それは、オープンにすると本命に選ばれないからだよ。
だって自分の彼女が奔放だったらイヤなんでしょ?彼氏はいるけど他でどんどん遊ぶってなったら。

ファー:そりゃイヤに決まってますよ(笑)。

アル:こういうの聞くと「自分を棚に上げるな」と心から思うけど(笑)。

ファー:(苦笑)。

アル:男社会でヤリチンは勝ち組扱いされるけど、ヤリマンは公衆便所扱いされるでしょ?
だから賢いクレマンは「何人とヤッてさ~」と武勇伝を語ったりせず、こっそり活動している。

ファー:なるほど、可視化されてないんですね。

アル:そう。隠密活動しつつ、女友達の間だけで「こんな男とヤッてさ~」とネタにして笑うんです(笑)。