「普通の男子の本音を知りたい」
そんな女子の声に応えてスタートしたこの連載。
3人目のゲストは、私の双子の片方である実弟K(38歳、出版関係)。
幼少期から「双子なのに見た目も性格も全然違う」と言われてきた私たち。
弟は岡田将生似のイケメン(身長180cm)で、若い頃はモデルをしていました。
性格は穏やかで物静か、草食を通り越して植物のような存在感。
そんな彼とディープに語りました♪
前回の<双子でも真逆!性欲旺盛な姉とセックスしたくない弟(1)>もどうぞ。
【第2回】恋愛やセックスにかまけていたら、空っぽな人間になる?
アル:「セックスもオナニーもしたくない」と話していたけど、それって昔からなの?
K:いや、中2でオナニーを覚えた頃は毎日のようにしてたと思う。
アル:その頃は人並みの性欲があったのか。
K:うん。でも大学に入ってバイトと勉強が忙しくて、オナニーが週1~2回に減って。
社会人になってからは仕事が忙しかったから、どんどん減っていって…現在の月1回ペースに至った。
アル:なるほど。「セックスするのがイヤなのは疲れるから」と話してたけど、朝勃ちはするのかね?
K:それは一応する。
アル:じゃあ性機能的に問題はないのか。でも、セックスはしたくないと。
K:彼女がいた時は週1でセックスしてたけど「しないと彼女の機嫌が悪くなるから」って理由だった。それでも週1が限界だったけど。
アル:セックスの時は勃起したのか?
K:始まれば何とかなるんだけど、するまでが辛くて…「またあの大変な行為をしなきゃいけないのか」と。
アル:何が一番大変なの?挿入で腰を振る動作?
K:体力的にはあの動作が一番キツい。
アル:じゃあ騎乗位だったらマシってこと?
K:まあ、その方がまだマシかな。
アル:でもキミ、体力がないわけじゃないでしょ?
ジョギングしたり、格闘技のジムに通ったりもしてるし。
K:うん、体力はそれなりにあると思う。
アル:で、忙しくてもジョギングはするしジムには通うわけじゃない?
てことはつまり、セックスが好きじゃないのでは?
K:うーん…結局そうなんだろうな。
「彼女以外とはしたいんだろ?」とか周りに言われたけど、彼女ともしたくないのに他の人となんて全然したくなかったし。
アル:相手の問題じゃなく自分の問題なんでしょ?
K:うん、昔から恋愛やセックスに魅力を感じなかった。「なんでみんなこんなことするんだろう?」って。
僕としては好きな本を読んだり格闘技のジムに通う方が、快感のレベルが高かったから。
アル:前回も話したように<モテる者とモテざる者>の違いもあるんじゃないか?
昔モテなかった男ほど、恋愛やセックスに執着したりするし。
K:本音を言うと、女の子とデートしたりセックスする時間を「もったいない」と感じてしまう。
アル:それは恋愛やセックスに魅力を感じてないからでしょ。
だって本を読む時間はもったいなくないんだろ?
K:うん。生意気なこと言うけど…若い時に恋愛やセックスにかまけていたら、空っぽな人間になると思う。
ただでさえ仕事で時間を割くのに、それ以外を恋愛やセックスに使っていたら、何も成長できないんじゃって。
アル:いや、それは趣味の違いじゃないか。
私は恋愛やセックスに時間を費やしたけど、それで空っぽになったとは思わないし。
要するに、キミはオタク気質なんじゃないか?自分の好きなこと以外は興味ないし、したくないっていう。
K:うーん、そうかもしれない…。
アル:まあ他人だからよくわかんないけどさ。
でもファッション好きが高じて服を自作したり、映画好きが高じてNYに留学したりしたでしょ?
表面的にはイケメンでリア充に見えるけど、中身はオタクなんじゃないか。
K:そうなのかも。昔から「なんでもっと女いかないんだ?もったいない」とか言われたけど「そっちの方がもったいない」と思っていたから。
アル:エヴァンゲリオンの庵野監督は大学時代、1年間お風呂に入らなかったらしいよ。
K:えっ、1年も?!
アル:1ヶ月を過ぎると痒くなくなるらしい(笑)。
庵野監督は「風呂に入る時間がもったいない、俺は他にしたいことがある」と思ってたんだって。
あと「あだち充の漫画が好きじゃなかった」と対談で話していたと思う。「恋愛優先で業務を疎かにするのが気に入らない」って。
K:業務(笑)。
アル:比べるのはおこがましいけど、キミもオタク気質なんだと思うよ。
ちなみにうちの夫も「恋愛なんて時間の無駄、そんなヒマがあったら技のことを考えたい」と思っていたらしい。
あと「寝技する時に邪魔だからチンポなんてとってしまいたい」と言ってた。
K:チンポとるって、すごいな。
アル:キミだって全然使ってないんだから、もはや形骸だろうよ。
チンポないとオシッコ出す時に不便だけどね。
K:ホースとしての役割はあるよね。