誰でも“男をトリコにする官能女子”になれる!/官能女子養成講座(4)

 『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』 発売を記念して、著者のアルテイシアさんにインタビューしました。(1)(2)(3) もあわせてご覧ください。

オクテ女子も初心者も、正しい知識でセックスの壁を壊せる!

AM編集部(以下、AM):新刊 を読んで「セックスの正しい知識を知ることの大切さ」と「それが幸せな恋愛にも繋がる」と実感しました。

アルテイシア(以下、アル): 私の読者には、オクテ女子やセックス初心者も多いんですよ。
そういう女子から「セックスが痛い、気持ちよくない」「自分は不感症じゃないか」「私のアソコは変なんじゃ?」って悩みがいっぱい届くんです。

女性はHな気分が高まらないと感じない。でも不安やコンプレックスを抱えていると、そもそもHな気分になりづらい。その根本の問題を解決するために、正しい知識を知ってほしいです。

女性の性的快感は学習するもので、経験を重ねながら体で覚えていくもの。だからオナニー経験もほとんどない女子は、感じなくて当り前なんです。
<初体験の前にオナニーする習慣のあった女性の方が、セックスの満足度が高い>ってデータがあるけど、それはオナニーで「自己開発」しているから。でも、自己開発のやり方なんて誰も教えてくれないじゃないですか?
しかも処女がイキまくる系のアダルト作品が溢れているから「私の体は変なんじゃ?」と悩んでしまう子が多い。

それを解決するには、まず女性器や性感帯の仕組みを知ること。
その上でオナニーして「どこをどうすれば気持ちいいか」を把握して、自己開発すること。
それから「どうされたら気持ちいいか」をパートナーに伝えること。

その3つのステップをクリアすれば、最高のセックスはできるんです。

合言葉は「イカされるんじゃなくイク」

AM:新刊 にも「官能女子の合い言葉は、イカされるんじゃなくイク」とありますが、その通りだと思います。

アル: 「テクニシャンの王子様が現れて最高のセックスをくれる」的な幻想は捨てた方がいいですね。
私も初心者の頃はあんまり気持ちよくなかったのが、今では宇宙に飛んでいって「刻(とき)が見える…!」くらいのオーガズムを得られるようになった。みんなニュータイプになれるんですよ。

ただ、女体は個人差がすごく大きいから。「彼氏の指すら痛くて入らない」って人もいれば、「初回からすんなりペニスを挿入できた」って人もいる。
新刊 にも<性交痛を改善するセルフタッチングの方法>を書いたけど、ネットの連載で紹介したら<地道に続けて彼氏にも協力してもらって、初挿入に成功しました!>ってメールをもらったんですね。
その子も「一生セックスできないんじゃ」「結婚も出産も無理かも」と深刻に悩んでいたそうだけど、そんな女性は世の中にいっぱいいると思います。

だから、この本も学校の図書館とかに置いてほしいんですよね。でも多分置いてくれない(笑)。
この本を見た時に「Hが好きな人の本だ、私には関係ないわ」ってスルーする女性は多いと思うけど、本当は「Hが好きじゃない」って人にこそ届いてほしいんです。