【第9訓】SNSでのバーチャル恋愛には
22歳の夏にキャバクラ生活を卒業した筆者が次に就いた職業は、なんとテレフォンセックス嬢でした。
キャバ嬢としては鳴かず飛ばずだった筆者ですが(そりゃそうです、キャバ嬢はセックスさせずに店に来させてなんぼの世界! 筆者は己の欲望の赴くままに股を開いていたのですから)、テレフォンセックス嬢の才能は人一倍あったようで、収入は倍増いたしました。
お財布が潤い始めたぶん、枯渇状態になったのが下半身です。これまでは、仕事を介して不特定多数の男性と出会うことが出来ていましたが、電話仕事となるとそういうわけにはいきません。セックス人生最初のピンチです。
そして、股の疼きが抑えきれなくなった筆者は、「電話の向こうの相手に手を出す」というシンプルな結論に至りました。
テレフォンセックス回線には、相互オナニーやバーチャルセックス目的の男性以外にも、「普通に喋りたい」という希望の男性もアクセスしてきます。
筆者が狙い目としたのは、普通トークで話が合った男性でした。さすがに、相互オナニーやらバーチャルセックスした男性とナマで会うのは気恥ずかしいですからね。
こうして筆者は、6歳上の男性とデートをすることになりました。今から13~14年前、23歳の時です。
電話の段階であれだけ話が盛り上がったのだから、直接のデートもさぞや楽しいに違いない! 胸をときめかせつつ待ち合わせ場所にスキップルンルンして赴いたところ……そこに現れたのは、ウエストポーチを装着した男性でした。そのうえシャツはズボンの中にインしておりました。さらにズボンの丈は、くるぶしが見えるほどの短さ!
筆者は決してイケメン好きではないのですが、それにしたってアンビリーバボーな外見です。
インターネットのSNS等でバーチャル恋愛をしている女性の皆さんに、筆者は声を大にして伝えたい……実際に会ってみると、とんでもない外見の人物が来ることもあるぞ!
もちろん、皆が皆ウエストポーチ着用でシャツがインでくるぶしが見えているとは限りません。ですが、そういったリスクもあるので、充分にご注意を。
ネットナンパを得意とする知人ヤリチンは、「事前写真交換必須! 2枚要求するのが当たり前。奇跡の1枚は誰でも持っているだろうから」と熱弁しておりました。ご参考までに。