AM読者の皆様、お久しぶりでございます。 昨年、『菊池美佳子の世直しSEX 思い込みベッドルールを捨てよう!』というセックスコラムを連載させて頂きました菊池美佳子です。
このたびご縁がございまして、再び皆様にセックスコラムをお届けすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
新連載のテーマですが、光栄なことに「菊池さんのセックス遍歴が聞きたい!」というリクエストをちょうだいいたしましたので、これまで筆者の上を通り過ぎて行った男性たちとのセックスエピソードをご紹介させて頂きますね。
「こんな男性と、こういうセックスをしました。おしまい」だけだと、皆様のセックスライフにとっては何の肥やしにもならないかと存じますので、筆者のつたない経験から、少しでも教訓になる部分をご提案していきたいと思います。
【第1訓】「売れない○○男子」のセックステクに惑わされちゃダメ!
記念すべき第1回は、筆者のロストヴァージン話を書かせて頂きますね。
よく、「菊池さんの初体験って小5くらいですか?」と聞かれるのですが、そんなわけないでしょ(笑)! 筆者の初体験は、一般女性よりもうんと遅くて、21歳の秋でございました。
当時の筆者は、池袋西一番街にあったキャバクラに勤務していたのですが、深夜3時を過ぎた頃に来店したのがR(当時22歳)です。
Rは、男友達S(職業システムエンジニア)の付き添いとしての来店でした。Sは、とあるキャバ嬢にぞっこんラブで、熱心に足を運ぶ常連客だったのです。というわけで、この日の飲み代はSのオゴリ。まぁ、ここまではよくある話です。
でも仮に、男友達の付き添いとしてではなく、普通にヤロー同士のノリで「キャバクラ行こうぜ」と誘われていたとしたら、きっと断っていたでしょうね。
何故ならRはアルバイトをしながらプロデビューを目指すバンドマン。キャバクラに費やすカネなんぞ、びた一文たりともなかったはずです。
「同棲していたカノジョが出て行ってしまって寂しい」というRの口説き文句に、筆者は有頂天になりました。21歳までセックスはおろか、キッスも男女交際もしたことがなかった筆者にとって、Rはさながら白馬に乗った王子様といったところでしょうか。
というわけで4時過ぎに店が終わり、そのままRのアパートへ。処女であることを申告すると野暮ったいオンナと思われそうだったので、非処女のフリをした筆者。非処女演技に力が入り過ぎ、「口に出してぇ!」などと遊び慣れたオンナを気取ってしまったため、フィニッシュはRに顔面騎乗された状態での口内発射という相当ハードなものに!
それでも筆者は「21年間、色気もへったくれもなかった筆者の人生に、新しい風を吹き込んでくれてどうもありがとう!」と感激に震えておりました。