騎乗位の基本的な4つの動き

騎乗位セックスするカップルのイメージ画像 Jon Seidman

騎乗位はバリエーションが多く、女性主体で動くことができるので人気の体位ですよね。

でもどうやって動けばいいのかわからないという声をよく聞きます。男の人に「どうやって動けばいいの?」と聞いても「好きなように動いていいよ」と言われることが多いので、苦手な人はますますわからなくなってしまうようです。

今回は、そんな苦手な人でもできる騎乗位の基本的な4つの動きを紹介します。

※星の数は男女別の快感度数です。(かなり個人差があると思いますが参考までに)

1. 女性が上体を起こし、上下にピストン

男性の快感度★★★★☆
女性の快感度★★★☆☆

騎乗位セックスするカップルのイラスト

足の裏をベッドにペタンと着けるか爪先立ちで上下に動くピストン運動は、出し入れすることによって裏筋が引っ張られるのに加え、結合部分や胸の揺れも見えるので男の人に好まれる動き。

女の人にとっては難度の高いスクワットをしているようなもので、太腿にものすごく乳酸が溜まるので長時間続けるのは正直辛いです。
でも脚の筋肉を使うことで全体的な感度も上がるので、途中でこの動きを挟むのはオススメです。

太腿が痛くなってきたら、後ろに手をついて結合部分を見せつけながら上下にピストンすると楽ですよ。

2. 女性が上体を起こし、前後にグラインド

男性の快感度★★☆☆☆
女性の快感度★★★★★

騎乗位セックスするカップルのイラスト

女の人が一番気持ちよくなりやすい動きだと思います。

根元まで挿入して骨盤を振るようにすると、子宮口にコリコリと亀頭が当たり、Gスポットも圧迫され、クリトリスも擦れるので中イキしやすいです。
上体を少し反らせて胸を張ると感じ方も少し変わるので、自分に合うように姿勢を変えながらやってみてください。

この動きは腰をくねくねと動かすので、いやらしく見えて男の人にとって視覚的にはいいのですが、出し入れ運動ではないので竿への刺激が意外と小さいです。
しかし、イクのを我慢しやすい体位なので、相手が早くイってしまいがちな場合はコレで時間調節をしてみてください。

また、人によっては腰の振り幅を大きくすると、竿が根元からもっていかれる感じがして痛いそうなので、相手の反応をよく見て振り幅を調整した方がいいです。
イキそうな時は特に無意識に腰の振り幅が大きくなりがちなので、ちんこが折れるという大惨事にならないように気を付けてくださいね(笑)。

3. 女性が上体を寝かせ、腰だけを上下に動かす

男性の快感度★★★★★
女性の快感度★★☆☆☆

騎乗位セックスするカップルのイラスト

前傾姿勢か男の人に抱きついた状態で腰を振ります。
骨盤だけを上手に振るようにすると、運動量が小さく息もあがらないので、キスしたり首筋や耳たぶに舌を這わせたりしながら相手をじっくりと観察できて楽しいですよ。

 男の人にとっては竿に対して膣の角度がつき、裏筋あたりに力が加わりやすいためイキやすい体位です。
特に竿の上部をメインに短いピストンをすると、かなり刺激があるようです。

それに対し女の人は、相手の恥骨にクリトリスがリズミカルにぶつかるものの、膣内ではGスポット側でなくお尻側に力が加わるのでイキにくいです。
なので、自分が気持ちよくなるというよりは、遅漏の方への時間調節にどうでしょう。

4. 女性が上体を寝かせ、体全体を上下する

男性の快感度★★★☆☆
女性の快感度★★★☆☆

騎乗位セックスするカップルのイラスト

正常位を男女逆転したようなものなので、男女どちらにもいい体位ですが、特に大きな刺激もなく、早いピストン運動もできないので良くも悪くも普通。

使い方としては、男の人にとって刺激の強い1や3の動きをした後にコレを挟むのがいいと思います。
男の人の体を太腿で挟み込むような気持ちで内腿に力を入れて動くと、膣で搾り上げるような感じになって膣壁への刺激が増えます。(実際に太腿でギュウギュウ体を挟んではダメですよ)

この4つの動きは、全て背面(男の人に背中を見せる)姿勢でもできます。
バックが好きな人は、背面騎乗位の方がちんこの当たり具合がいいかもしれません。

騎乗位の注意点

騎乗位は好きなように動ける分、動き方によっては相手に痛みを与えることもあります。
男の人は折れそうな程の痛みでない限り、セックス中に「痛い」とは言いにくいようですし、人によってちんこの硬さや形が違うので、相手とコミュニケーション取りつつ抜けやすい動きや痛みを感じる角度を確認してください。

特に竿に負担のかかる体勢に切り替えるとき、急に声を出す、顔を歪める等の変化が相手にあれば、痛くないかどうか聞いてみてくださいね。

Text/Betsy

記事初出:2014.04.16