前戯ってどれくらいしたらいいの?
「前戯の目安ってどれくらいでしょうか?」「クンニって何分くらいするべきなんですか?」「男の人の乳首ってどれくらい舐めたらいいですか?」こんな質問が度々届きます。 こういう質問をしたくなる気持ちはすごく分かるんですよ。「次の工程に移ったらまだ早すぎると思われるかな…それともダラダラ続けすぎて飽きてる?」などと毎回考えながらやっていた時もありました。でも今こういう質問をいただいて実際に前戯の目安はどれくらいだろうと考えてみると、過去のセックスを思い返してシミュレーションすればするほど、「目安ってないよね?」という答えになるんですよね。
だってどう考えても個人差がある、というか個人差しかないじゃないですか。ちょっと前に海外のユーチューバーが前戯にかける理想の時間をインタビューしていく動画を見たんですが、女性だけでも「1時間は必要」と言った人もいたし、「30分もすればじゅうぶん」「5分くらいかな」と言った人もいました。
「じゃあ平均値を教えて」って思う人もいるかもしれませんが、‟平均”で語れないのがセックスってもんなんですよね。
例えば私の場合だと、Aさんとはキスだけで20分位はしてしまうけどその後はすぐ挿入しがち、Bさんとはお互いへの前戯を交互に繰り返して1時間半は過ぎる、Cさんはキスも前戯も数分というように相手によっても大きく変わりますし、同じ相手だとしてもその日の気分によっても変わります。これは私が特別なんじゃなくて、皆さんもよく思い出してみればきっとそうだと思います。めちゃくちゃ濃厚で気合の入った長い前戯の日もあれば、ちょっと面倒になっちゃって短縮する時もありますよね。
前戯は時間潰しじゃない
前戯は何のためにするのかを考えた時に、挿入するまでの時間潰し的なつもりなら、その前戯には何の意味も効果もないと思うので何分でも構わないと思います。でも前戯ってそんな無駄なものじゃないですよね。挿入するまでの体の準備だったり、お互いの体のことを少しずつ知っていくための調査だったりもするし、ただ相手に快感を与えたいという愛情表現でもあり、他人の体への好奇心を満たすこともあって、常に何らかの目的があってやってますよね。だから「〇分かけるべき」なんじゃなくて、「やりたいから、やってもらいたいから結果〇分経ってしまいました」となるのが理想だと思います。
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