リアルなセックスはエロくない罠
ドラマやAV、官能小説などのセックスシーンは、愛し合う二人(もしくは性的に高まり合った二人)が脇目もふらずにお互いの体をむさぼり合い、快楽に溺れていくというエロエロ極まりないものですが、リアルなセックスでは全然エロくない要素が多すぎませんか。
‟現実”ってそれはもう残酷なほどエロくないものだと思うんです。同じ相手と回数をこなすことによる慣れ、セックス前後にチラリと見えてしまう器の小ささ、努力や経験でカバーできないテクニック、持ち合わせた顔面や体の造形。もっと細かいことでは、ラブホテルに充満するタバコのにおい、母からの着信履歴、他のセフレによるSNS上での匂わせ…言い出したらキリがありません。
エロくない現実ランキング
特にどんな時にどんな現実がエロくないのか考えてみたところ、私の「エロくない現実ランキング」は以下のようになりました。
1位:セックス自慢してたのに手マンも腰の振り方も下手くそすぎるこ
2位:中折れしたことをいつまでも言い訳していること
3位:コンドームを着けたくないと駄々をこねられること
4位:洗面所での立ちバックで対面する己のアヘ顔がブスすぎること
5位:自分より高い声で喘がれること
6位:原稿締め切り日なのに男の家でセックスしていてフェラしながらネタ探ししてしまうこと
7位:興奮が最高潮になった男に腹肉とか太ももの内側の柔らかい所とかの気にしている所を揉まれること
8位:服を着ている時にはあんなにエロかったのに、キスしながら掴んだお尻が薄っぺらくて私より体幹なさそうなこと
9位:舌先を差し込んだアナルが異常に緩いこと
10位:ほぐす作業はしないくせに「アナルに挿れさせて」と言われること
こういう現実に、私の性欲は半分消え失せてしまいます。私の場合はそこらの第二次性徴期真っ只中、オナニー三昧の男子中学生よりも性欲が強いので、半分消えたところで人並み以上にはムラムラしていますが、どうせなら最初から最後までムラムラし続けたいんですよね。セックス中に明日の仕事が気になって途中で我に返ってしまう人や、いい感じの時に限って自分が今どう見られているのかが心配になってイケそうだったのに萎えるという人も多いです。
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