「女性は気持ちよくならない」という彼
今回も読者の方からの質問にお答えします!
気持ちいいセックスを夢見る既婚女性です。夫とのセックスへの気持ちの差に悩んでいます。夫は性欲は強いのですが、性的なものへの関心が薄く、私が気持ちよくなれないのは私のせいだと思っていて勉強してくれず、手マンも挿入も痛いだけです。いつも夫だけがイキ、私は後でバイブを使ってイっています。
勉強用の映像作品は買い揃えても見てくれないし、記事などを読んできては「女性が感じないのは当たり前」だという考えを強めていきます。正直風俗に行きたいですが、バレた時のことを考えると行けません。これから一生気持ちよくないセックスをして過ごすのかと思うと、気が滅入ります。
「女性はセックスでは気持ちよくなれない」という思い込みは、もしかすると彼の自信のなさが生んだものかもしれません。例えば、AVで女性がアンアン言って気持ちよくなっているのを見て、簡単に気持ちよくさせられるものだと思っていたのに、実際のセックスではそれができないことにショックを受け、「AVで女性が喘いでいるのは全て演技」「女性はセックスで気持ちよくならないものだ」というようなごく一部の偏ったものを読むことで、自分のちんこやセックステクニックへの自信のなさをごまかしているのかもしれません。
めちゃくちゃめんどくさいですね…。めんどくさいけど、これからも彼とセックスしたいのであれば、次のような方法もあります。
1、意思表示をする
セックスする時の基本的なマインドは「女体のことを勉強して私を気持ちよくさせてください」じゃなくて「今までセックスしてきた女性やネットで見聞きした”一般的な女性”はどうだか存じませんが私はこうです」がいいと思っています。
偉そうな態度になるのとは違います。みんなが全く同じ体をしていないのが当たり前だと思っているから「それは私には合いません」「私が好きなのはこれです」「はいソレです!間違いなくソレです!」「もう結構です」っていうことを当たり前に、かつ自然に伝えるためにもそういうマインドが必要なんです。勿論男性の体も一人ひとり違っていて当たり前なので、お互いが「自分はこうです」と示すことができてやっとお互いに満足のいくセックスができるんですけどね。
全く意思表示をできない人でも、相手を察する能力に長けている人とパートナーになることで上手くいく場合もありますが、「私はこうです」という意思表示をしない人と「あなたはこうだ」と察する気ゼロの人の組み合わせなら、双方が満足するセックスができるわけがないんです。
「私が好きなのはこれで、それは嫌いです」という意思表示はできていますか?
こちらの連載では、そういったセックス中に意思表示をする方法についても沢山書いてきたので是非遡って探してみてほしいです。
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