刺激を与える、与えられる側に必要なこと

 例えば、私が男性の上に重なり、口を開けさせ唾液を流し込んだとしましょう。その時に微妙な表情をされたら「これは好みではないんだな」と気がつきます。
でも、喜んで飲み干してくれて、おかわりを求めて再び口を開けてきたら、気に入ったんだなと解釈できますよね。すると、相手を喜ばせたことに興奮して、次は顔面騎乗で愛液でも飲ませてみようかなと次の手が思いつくわけです。

 逆に服従させられている状況で、四つん這いにされてお尻を叩かれたとします。
もし快感を得ているなら、それなりに声を上げたり、もっとお尻を突き出したり、おねだりの言葉を返したりと「興奮している」意思を表現しない限り、続けてもらうことはできません。

 刺激を与える側は反応をよく見て察することが必要ですし、与えられる側は反応することが必要です。
上下関係のあるセックスだけではなく、通常のセックスでもそうですよね。

 それから、「勝手に私が動いていいものなのでしょうか? どんな愛撫をすればいいでしょうか?」ということですが、それは彼の好みがあると思うのでわかりません。

 しかし今まで無反応だったAさんが何か行動を起こしたら、それが彼にとっての興奮材料になるかもしれませんし、彼の好みを知るきっかけにもなると思います。

 一度勝手に動いて、Aさんの思いつく愛撫をしてみればいいと思いますよ。勝手なことをして怒られたとしても、それはそれで楽しいかもしれません(笑)。

 次回は《フェラで彼をイかせたい!上昇・下降・停滞を見抜いた「緩急」でフィニッシュ》です。

Text/Betsy