男目線のセックス本は間違いだらけ!/愛され痴女の性批評

【第21回】勘違いテクに洗脳された男性を、どう修正するか?

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 職業柄、セックスのハウツー本をよく読みます。それらの大半は“男が男のために書いた本”で、勘違いがいっぱい。AVと同じで、女目線に欠けているのです。
たとえば「挿入中にペニスを抜くと興奮が冷めるから、つながったまま体位を変えろ」と載っているけど、ちゃんと女体を学んでから書きやがれ。ペニスを抜かずに体位を変えられると、小陰唇が引っぱられて痛いのです。「いだだだだっ!」となって、一気に興奮が冷めてしまう。

 挿入の記事で挙げた「のの字攻め・三浅一深・入遅抜速」も、セックス本で紹介されていたテクニック。48の殺人技的なものに対する憧れか、その手の本は「技の数を増やせば勝てる」と勘違いしている。
でも、女性をイカせる鍵は「性感帯を狙って一定のリズムで刺激すること」。ヘタに変化をつけられるとイケないし、「なんか技使ってる?」と気が散ってしまう。
キスについても、こんなテクが紹介されています。

 ・上あご、歯ぐき、舌の裏、歯の裏を舐める
 ・唇を噛む
 ・口の外に舌を出した状態でからめる 
 ・いやらしく音をたててディープキスする

 これらすべて「キモッ!!」と女を萎えさせるキス。
若い男子から<彼女に振られた時、正直に理由を教えてほしいと頼んだら「キスが気持ち悪くて心が離れてしまった」と告げられた>と悲しいメールも頂きました。