視覚によって興奮する男のさが

 筆者も、どちらかといえば電気は消したいというのが本音です。
暗闇とは非常に便利なもので、ありとあらゆる不都合な真実を隠してくれます。

 まずは二重アゴ! 
正常位であれ騎乗位であれ、首を引くと二重アゴになっちゃう時ってありますよね。
だからといってアゴを上げると、今度は鼻の穴が丸見えになるし……。

 そして、たるんだ腹! 
特に飲み食いした後のセックスは、元はスリムな女性でもお腹がポッコリしてしまうのはやむを得ないこと。

 ほか、ムダ毛の剃り残しなど、ありとあらゆる不都合な真実を隠してくれるのが暗闇なのです。

 VIVA!暗闇!! ブラボー!暗闇!! 

 それでも筆者は、「絶対に電気を消す」という消灯ルールは見直すべきだと思います。
なぜなら、男性は視覚で興奮を得るからです。

次回の期待がなくなる「消灯セックス」

 世の中には、男性向けのエロ本……もといグラビアが数えきれないほど存在します。
オッパイにお尻にヘアヌード!
これらは全て、男性の性的興奮を掻き立てるための視覚を刺激するアイテムです。
それに対して、女性向けの陰茎写真集だの陰嚢写真集だの……見たことがありませんよね。

 アダルトビデオも然り。
最近は、女性向けのアダルトビデオも増えてきましたが、それらはストーリーやシチュエーションに力を入れた作品がほどんどです。

 筆者もアダルトビデオは大好きですが、延々と合体シーンだけが続く作品にはいっこうにそそられません。
仕事上のミスを上司に叱咤されたり、普通のマッサージだと思っていたら徐々に手が秘部にまで伸びてきたりなど、セックスに至るまでのストーリー展開があってこそ合体シーンが楽しめるのです。

 それに対して、男性向けのアダルトビデオは、結合シーンのアップにこだわった作品が多いように見受けられます。これこそ、男性が視覚から性的興奮を得る何よりの証拠! 

 そう、男性はオッパイやアソコを見たいのです。

 にもかかわらず、女性側が「絶ッッッッッ対に電気を消す!」というスタンスだと、男性はつまらなく感じてしまいます。
「前回も消灯。そして今回も消灯。ということは次回も消灯か」と、貴女とのセックスに発展性を見出せなくなってしまうのです。

 もちろん、「毎回、電気を灯しましょう」という意味ではありません。
「たまには電気を灯しても良いじゃん」程度のご提案です。

とはいえ、消灯セックスに慣れてしまうと、今さら電気を灯すのが恥ずかしく感じてしまいますよね。