「濡れる=感じている」ではない!
「濡れる」という現象について、よく誤解されることを話したいと思います。
実は、レイプなどの性暴力でも濡れることがあります。
なぜなら愛液は「興奮」によって出るものだから。
しかしレイプの場合は、快感による興奮ではなく、恐怖によってもたらされている興奮によるもの。だから濡れる=感じている(性交渉がOK)という意味ではないのです。
しかし、「レイプ被害者が濡れていた(=受け入れるサインが出ていた)から、合意の上での行為だった」と加害者側が主張する場合もあるというから、本当にひどい話だと思います。
恐怖によって興奮状態に陥ったら、イヤでも濡れます。
その点、誤解しないでくださいね。
もっと気持ちよくなるには?
もし、「濡れているのに気持ちよくない」と感じているなら、心の問題があるのかも。
相手との関係はうまく行っている? 仕事を溜めすぎていない?
ストレスや不安があると、セックスだって気持ちよくありません。
セックスの快感をキャッチするのは、実は脳なのよ。
相手に不満があったり、悩みを抱えていたりしたら、気持ちいいセックスから遠のきます。
もし、相手とのセックスに不満があるなら、上手に伝えて一緒に気持ちよくなる方法を探してみましょう。
仮に「避妊して」と言えず、彼とのセックスに不安を抱えているなら、言い辛さも分かるけど、きちんと自分の意志を伝えることが大切よ。
だってセックスは究極のコミュニケーション。
相手のためにも自分のためにも、お互いに思いやりを持って楽しむことが大事!
「生の方が気持ちいい」「好きだから生でしよう」なんて、本当はお互いのためにならないことは言わなくても知っているわよね。
お互いが満足できるセックスこそが、オーガズムへの近道よ。
オーガズムについては次回以降でお話しますね。
監修/松村圭子先生
Text/平川恵
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