濡れにくさの原因は前戯不足!?女医が教える気持ちいいセックス

第27回 濡れている=感じやすいってこと?

 前回の「カルシウム不足は深刻な事態に!女医が勧めるベストな食材」も合わせてどうぞ。

 彼とのセックスをスムーズに、そして豊かにするためにも「濡れる」って大事なこと。
第2回「処女じゃないのに性交痛や出血が。これって普通?」でも話したけど、腟が愛液で濡れないと摩擦によって痛みを感じることもあるわ。

 今回はそんな「濡れやすさ」「気持ちよさ」についてお話しますね。

興奮で濡れてくる腟

松村圭子先生 子宮内膜症 Yevy Photography

 愛液とは、興奮すると腟の血管からしみだしてくる腟分泌液のこと。
キスや愛撫などの前戯で興奮してくると局部が充血し、その血管から水分が漏れ出してくるの。
性的な興奮により、腟の中が充血して愛液で潤い、男性器と同様に女性器も膨らんできます。ここまでくれば挿入もスムーズね。

 中には濡れにくい人もいます。濡れない理由は、体内の水分不足、寒い場所での行為など、いくつかありますが、多くは前戯不足
しっかり時間をかけて前戯をすれば、濡れてくるはず。
緊張していると濡れにくくなるから、なるべくリラックスしてね。

 それと濡れやすさは個人差があるから、濡れなくてもあまり気にしないこと。
五感を研ぎ澄ませ、快感に身をゆだねていれば、自律神経の一つである副交感神経が優位になり、次第に濡れてくるはずだから、あせらずにね。
もし、濡れにくい場合はローションなどを使ってみてもいいと思うわ。
今は、食べられるローションなど種類も豊富に揃っているから、彼と楽しみながら選んでみて。