自分の好きなように妄想を広げられる“活字”が好き
――じゃあ、今でも活字に欲情するタイプ?
B: そうですね。AVも見ますけど……。
――観るんだ(笑)。
B: ははは。観ます観ます。
でもAVだと完全に自分の思う通りの運びにはならないじゃないですか。それがもどかしくて。
――ああ、想像の余地がないと。
B: 本だと、自分の好きなように妄想を広げられるからいいんです。
――なるほど。活字からエロのインスピレーションを得て脳内で味付けして広げてくんだ。
活字派というか妄想派ですよね。初めてのオナニーもオカズは妄想?
B: 私、小学校3年生頃から、寝る前にパジャマのズボンの中に手を入れる癖があったんです。
なんか落ち着くなあって。で、そうしているうちにだんだんパンツの上からアソコを触るようになって、気持ちいいなと思うようになった。ぼんやりした感じですけど、それが初オナニーかな。
最初はエロいことだっていう意識はなかったんですよ、でも、中1のときにようやく「あ、これがオナニーっていうものか」って気づいて、好きな人ができたときに彼のことを妄想しながらしてみたんです。
それまでも「○○君が好き」っていうほんのりした気持ちはあったんだけど、それが性と結びついたのはそのときが最初です。
――ちなみにそのときの相手ってどんなタイプでした?
B: サッカーが上手で、優しくて、友達がいっぱいいて……っていうクラスの人気者でしたね。
実は3回告白したんですけど、3回ともフラれちゃいました(笑)。
――恋は成就しなかったけど、Bさんに妄想オナニーの素晴らしさを教えてくれたわけですね。美しい話だなあ。
次回も引き続きBさんのインタビューをお届けします。
Text/遠藤遊佐
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