街コンで出会った彼氏とは2回目のデートで破局

――普段はどういう人と遊んでるんですか?

S: インターネットで知り合った趣味関係の友達。
私ちょっとオタクっぽい部分があって、ゲームが好きなんです。さっきお話した彼氏とラブラブな友達もゲーム仲間で。
「最近の性事情はどうなの?」って聞くと「うん、昨日もしたよ!」とか平気で教えてくれる気さくな子なんですけど、自分が失恋したりうまくいかないときにそういう話聞くと、つい顔がこわばっちゃって。

――あ、「失恋した」ってことは、お付き合いの経験はあるんですね。

S: その友達と知り合ってから一念発起して、頻繁に街コンに参加するようになりまして、そこで知り合いました。
私が「今日もダメだったな」なんて思ってしょんぼりしてたときに、フラッと彼が寄ってきて「連絡先交換しようよ」って言ってくれたんです。少し話して意気投合したので、三次会抜けて二人でゲーセンに行って、それから電話やメールで連絡するようになって……。

――おお、いいじゃないですかぁ!

S: それが、初デートのときに告白されたんですけど、2回目のデートで「性格なんてどうにでもなるって思ってたけど、やっぱり駄目だった。別れてくれ」って言われちゃったんです。こっちは初恋だったのに……しかもその日は、「一線を越えよう」っていう約束もしてたんですよ。
私があんまりメールや電話をしなかったから傷ついたらしいんですけど、こっちも「私なんかが連絡したら迷惑なんじゃないかな」とか考えてしまって……。

――うう、それがきっとトラウマってやつなんでしょうね。

S: 結局、初めての彼氏も本気で好きになってくれたわけじゃなかったし……「もう一生このままかもしれない。私なんて人間として価値がないんじゃないか」って思ってしまって、なかなか気持ちが沈んだまままです。

――いやいや、まあ100歩譲って恋愛向きじゃなかったとしても、人間として価値がないなんてことは絶対ないですから!
Sさんって一人で街コン行ったり出張ホスト呼んだり、すごい前向きというか積極性のある人じゃないですか。そういうふうに人生を切り開いていく勇気って、きっと報われると思いますよ。

 次回も、引き続き「妄想オナニーのオカズは“架空の兄”」というSさんの性事情をお届けします。

Text/遠藤遊佐